ラモス瑠偉、魂の言葉「選抜と代表は全く別。日の丸は特別なんだ」

ビーチ日本代表のラモス瑠偉監督。(C)SAKANOWA

ビーチサッカー日本代表監督として5度目のW杯に挑む。

 ビーチ日本代表のラモス瑠偉監督が10月29日、パラグアイ・ビーチサッカーワールドカップ(W杯)に向けてメディアを通じて決意を語った。

 そのなかでブラジルから来日して読売クラブと川崎ヴェルディの黄金期を三浦知良(現・横浜FC)とともに築き、帰化したあとに日本代表の司令塔としても支えた。ただ、カリオカ(ラモス氏の愛称)は日本代表になりたかったから帰化したわけではなかった。必要としてくれた日本への感謝と、少しでも役に立ててればという思いから、骨の埋める覚悟を固めた。

 そして、その信念は今も変わらない。だからこそ、「日本代表=日の丸」への思いも特別だ。

 ビーチ日本代表の選手たちは、基本的には普段仕事をしながら競技に取り組んでいる。そういったなかでも高い志を持つ選手たちを、先頭に立って守り、突き進む役目を買ってきたのがラモス監督だ。

「(W杯での)世界一は夢ではない。アジアの代表でもあり、チャンスはある。何よりこのうるさい監督のもと、本当によくやってくれているよ。みんなに感謝しています」

 そして、あらゆるカテゴリーの「日本代表」は代表であり、選抜とは全く位置付けが異なるということを強調した。

 アジア選手権を制覇したあと、ビーチ代表の選手たちや家族が日本代表のコロンビア戦に招待されたという。そこで改めて、カテゴリーは異なるものの、「日の丸」をつけることの憧れについて、いろいろ考える機会にもなった。ラモス監督は「だから、改めて恩返しをしたい」とも語る。

 そして次のように力説した。

「日の丸をつけることが、どんなに名誉なことであるか。その自覚を持って臨みたい。あらゆるジャンルに言えるかもしれないけれど、『日本代表』として戦うことは特別な重みがある。

 選抜とは全く意味合いが違う。

 アマチュアでも、プロでも『代表』であることは、国を代表しているということ。ビーチ代表の選手たちは、みんな働きながら競技をしています。でも『日本代表』。みんなを代表している。

 その自覚と責任がなければ戦えない。日の丸をつけるからには遊びではなく、死ぬ気でやってきます」

 ビーチ日本代表を率いて、今回5度目のW杯へのチャレンジとなる。カリオカはビーチ日本代表の選手たちを誰よりも誇りに思い、「世界を驚かせてきます」と誓った。しかも初戦はホスト国のパラグアイ戦だ。「最高じゃないですか。こんな機会ないよ。注目の試合で、そこでこそ勝ってみせたいですね」と意欲満点だった。 

▼ビーチ日本代表、今後の日程
▽インターコンチネンタル・ビーチサッカーカップ・ドバイ
Intercontinental Beach Soccer Cup Dubai

2019 11月5日(火)から9日(土) に開催

▽FIFAビーチサッカーワールドカップパラグアイ2019
グループA:日本・パラグアイ・スイス・アメリカ

▽試合日程
11月21日(木) 21:00 vs. パラグアイ
11月23日(土) 17:50 vs. アメリカ
11月25日(月) 17:50 vs. スイス
※時間は現地時間

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[取材・文:塚越 始]

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