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【鹿島】セルジーニョ復帰戦で一発回答「ここからは全て決勝戦」

鹿島のセルジーニョ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

直近5試合で4ゴール。負傷前の勢いを、しっかりと取り戻す。

[リーグ 30節]  鹿島 1-0 浦和/2019年11月1日/カシマサッカースタジアム

 鹿島アントラーズのFWセルジーニョが浦和レッズ戦、左ハムストリング筋損傷から約1か月ぶりに戦列復帰を果たし、72分にまさにスナイパーらしい強烈なシュートを突き刺し、チームに貴重な勝点3をもたらした。

「大岩監督からは、(土居)聖真とのコンビネーションや動き出しのタイミングのところで気を付け、良さを引き出してほしいと言われていました。あとは試合に出る時には『シュートで終わるように』と言われています。(ゴールシーンは)聖真のシュートがゴールキーパーにファインセーブされましたが、こぼれ球が来たところを狙い、ゴールの上に蹴り込むことができました」

 通算12ゴール目。しかも、その負傷した試合を含めて、出場したここ5試合で4ゴールという爆発ぶりだ。ケガをする前の勢いを、しっかり取り戻した。

「大岩監督からはここから5回の決勝戦(残り5節)があると言われ、まさにファイナルの気持ちで試合に挑みました。全員で戦い、全員の力でゴールを奪えたことが重要であり嬉しいです」

 そのように好感触を、セルジーニョ自身も掴んでいた。

「監督からはどのタイミングかは分からないけれども途中出場で使うと言われていたので準備していました。自信は持っていたので、次の試合には100パーセントの状態で臨めることを証明できたと思います」

 苦しい時期を乗り越えた鹿島に、レオ・シルバ、三竿健斗、そしてセルジーニョが戻ってきた。しかも、3人はいずれもさっそく存在感を示し、その中で24歳のブラジル人レフティは瞬時の判断から右足で豪快にゴールネットを揺らし「結果」を残した。

 鹿島に再び勢いを与える一撃。復帰戦でまさに”一発回答”で応えたセルジーニョは、すっきりとした淀みない笑顔を浮かべていた。次戦は11月6日、ホームでの川崎フロンターレ戦だ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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