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【浦和×川崎】小林悠の興梠慎三が乗り移ったような一撃「正直な話をしますと」鬼木監督、舞台裏を明かす

競り合う川崎の小林悠と浦和の柴戸海。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

守田英正の右サイドからのクロスに、DFの死角から飛び込みヘディング弾!

[J1 32節] 浦和 0-2 川崎 /2019年11月5日/埼玉スタジアム2〇〇2

 川崎フロンターレのFW小林悠が浦和レッズ戦、途中出場から試合を決定付ける2点目を奪ってみせた。今季通算12ゴール目。チームは2-0の快勝を収めて、首位・鹿島アントラーズとの勝点差を「5」に詰めて週末、アウェーで直接対決を迎える。

 右サイドを完璧に攻略した一撃だった。後半にボランチから右サイドバックに回った守田英正がピンポイントでクロスを放つ。

 するとゴール前に詰めた小林が、浦和DFの視覚から一瞬消えたあと、その前に飛び出してヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らしてみせた。

 その一連の「クロス→DFの死角から飛び込んでのヘディング」のフィニッシュは、相手チームのエースストライカーである興梠慎三の得意とする形でもあった。試合後の記者会見で、「2点目はまるで興梠が決めたようだったが?」と質問を受けた川崎の鬼木達監督は「正直な話をしますと……」と、その舞台裏を明かした。

「あの興梠選手の特徴的な動きは、特に守備の対応をするためVTRで何度も選手に繰り返し見せていました。まさしく警戒していた形。なので試合後に話をした(小林)悠も、『かなり焼き付いていたので、そういう動きになりました』と言っていました。映像の力もあったのかなと思います」

 そのように、対策を練るなかで、残像が焼き付いていったという。ある意味、まさに興梠が乗り移ったかような小林のゴールだったという。

 サンフレッチェ広島(〇2-1)との激闘から中2日で迎えた一戦、8月24日の清水エスパルス戦(△2-2)以来、7試合ぶりの”スーパーサブ”として臨んだ小林は「しっかり結果にこだわって戦えました。2点目を自分が出たら『狙ってこい』とも言われていました」と語り、勝点3を得られたことで自信も深めていた。

 川崎はリーグ2連勝。ここ最近4試合は3勝1分(さらにルヴァンカップ優勝)と調子を上げて勝点54に伸ばし、11月9日、アウェーで勝点59の首位・鹿島と対決する。さらにFC東京(勝点59)、横浜F・マリノス(同58)と2チームが上位にいるが、勝てば逆転優勝への可能性が大きく広がる。

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[取材・文:塚越 始]

Topics:Urawa Reds 0-2 Kawasaki Frontale.

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