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クロップ「格安」と着目!リバプールが南野を今冬獲得へ

南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

移籍金は約10億4000万円か。イギリスのメディアが一斉に報じる。

[CL GS6節] RBザルツブルク 0-2 リバプール/2019年12月10日/レッドブル・アレーナ

 イングランド・プレミアリーグのリバプールFCが、オーストリア1部リーグRBザルツブルクに所属する日本代表FW南野拓実を今冬の移籍市場で獲得することを検討しているという。イギリス紙『デイリー・メール』紙など複数メディアが一斉に報じた。一部では「合意に達した」とも伝えられる。

 記事によると、南野の移籍金は約960万ドル(約10億4000万円)。リバプールのユルゲン・クロップ監督がその「格安」の条件に気付いたというのだ。

 モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネとアタッカー陣は充実しているリバプールだが、指揮官はリーグ制覇とUEFA欧州チャンピオンズリーグ( CL )の連覇を狙うためには、彼らに匹敵するレベルにあるバックアップの充実が必須と考えてきた。そこで、10月のCLグループステージ( GS )のリバプール戦で1得点・1アシストを記録し、さらに伸びしろがあると感じた南野に、クロップが惚れ込み獲得に乗り出したという。

 また『Goal.com』イングランド版などは、マンチェスター・ユナイテッドも獲得に乗り出していたが、リバプールが”リード”(決定!?)していると伝えている。

 12月10日(日本時間11日)のCLグループステージ6節のザルツブルク対リバプール戦には、スポーツ専門チャンネル『スカイ』によると、マンチェスター・ユナイテッドのスカウト責任者マルセル・バウトらヨーロッパの主要40クラブのスカウトが視察に訪れていたという。そのほとんどのお目当てが、22試合28得点・7アシストと大爆発している19歳のノルウェー人アタッカーのエルリング・ブラウト・ホランド(こちらは移籍金120億円!)だったそうだ。しかし、やはり南野をターゲットにしているクラブも少なくはないということか――。

 ザルツブルクはCLグループステージを2勝1分3敗(16得点・13失点)の3位に終わり、グループステージ敗退が決定。ヨーロッパリーグ( EL )に回ることが決まっている。

 隆盛を誇るプレミアリーグの最高峰のビッグクラブが獲得を検討――。南野が一躍、世界中から注目を集める一人となった。

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[文:サカノワ編集グループ]

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