ザルツブルク紙「南野リバプール移籍」を巡る舞台裏を伝える

南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

19歳の”ワンダーアタッカー”ホランドはドルトムント移籍か。

 イングランド・プレミアリーグのリバプールFCが、オーストリア1部リーグRBザルツブルクに所属する日本代表FW南野拓実を今冬の移籍市場で獲得することを検討している。イギリス公共放送局『BBC』もこの件について報道したことで、一気に実現への期待が膨らんでいる。一部ではすでに合意に達したとも伝えられている。

 この南野の移籍を巡る流れだが、その中心にいたのは、公式戦通算22試合28得点・7アシストと大ブレイクを果たしている19歳のノルウェー人アタッカーのエルリング・ブラウト・ホランドだった。

 しかし、この”ワンダーアタッカー”のみならず、24歳の南野(同22試合9得点・11アシスト)、23歳の韓国代表ファン・ヒチャン(同22試合9得点・14アシスト)と活躍をするアタッカー陣が揃っていたことで、欧州最大の注目クラブになっていたという。

 ザルツブルクの地元紙『ザルツブルク・ナッハリヒテン』は、10日のUEFA欧州チャンピオンズリーグ( CL )グループステージ( GS )最終節を終えたあと、「エルリング・ホランドがRBライプチヒとドルトムントに飛ぶ」と題したレポートのなかで、クラブ全体の今冬の移籍の動きについて触れている。

 まず、ホランドは、レッドブルグループの姉妹チームの「姉」にあたるRBライプチヒへの昇格が基本線と見られていた。しかし「父親をはじめ綿密に話し合い連携を図っている」というなかでドルトムント移籍が有力になってきたそうだ。

 ホランドら関係者8人はドイツに飛んで、ライプチヒで2時間半、そしてドルトムントで2時間話し合いの場を持ったという。そしてドルトムントのリュシアン・ファーブル監督はホランドを歓迎する一方、RBライプチヒは喫緊にはFWを必要としてない状況にあることが説明された。

 ホランドには、マンチェスター・ユナイテッド、イタリア・セリエAのユベントスFC、バイエルン・ミュンヘンなどが獲得に乗り出していた。

 ただ、そうしたなか記事では、「プレミアリーグ勢は南野、ファン・ヒチャンの獲得を具体的に検討している。リバプールが南野を、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズはファン・ヒチャンをレンタルを含め加入を考えている」と触れている。

 このレポートで、まとめられているのはそこまでだ。

 ただ、11月10日にレッドブル・アレーナで行われたCLのGS6節(リバプールが2-0勝利)では、マンチェスター・ユナイテッドのスカウト責任者マルセル・バウトが視察に訪れていた。彼はホランドとともに、南野をチェックに来ていたようである。

 もしも「南野リバプール移籍」が実現するとなれば――。そうした情報戦のなか、マンチェスター・ユナイテッドに奪われる前に、リバプールサイドが一気に動いたということになるか。

 ザルツブルクはCLのGS2勝1分3敗(16得点・13失点)の3位に終わり、敗退が決定。ヨーロッパリーグ( EL )に回ることが決まっている。

 またオーストリアリーグでは、13勝4分0敗(64得点・16失点)の勝点43で首位に立つ。今週末の12月14日には6位のTSVハルトベルクとアウェーで対戦する。

 一方、リバプールはプレミアリーグ15勝1分(40得点・14失点)で首位を走り、CLでもグループステージ1位で決勝トーナメント進出を決めている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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