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本田圭佑「サッカー界はなぜか勝っていると議論しない」そのあとツイッターで弁解

ロシアW杯日本代表での本田圭佑。 写真:新井賢一/(C)Kenichi ARAI

トゥエンテ戦、勝利後のメディア対応を動画で公開。

[オランダ1部 16節]  トゥエンテ 0-3 フィテッセ /2019年12月14日/デ・フロルーシュ・フェステ

 フィテッセの元日本代表MF本田圭佑がオランダ1部リーグ(エールディビジ)のFCトゥエンテ戦でフル出場を果たし、3-0の勝利を果たした。移籍加入後、フィテッセで初の勝点3を獲得。試合後のメディア対応を、YouTubeの「Keisuke HONDAチャンネル」で公開。後半部分では、「勝った時こそ反省が大切」と主張した。

 今回フィテッセが勝ったとはいえ、本田は「試合内容的にはトゥエンテが混乱したことで、相対的に優勢に立てた」と、フィテッセが狙っていた形があり、それを実行したことで勝利できた、というわけではなかったと指摘。そのうえで、次のように語った。

「根本的な解決ではないので、それを本当はちゃんと明日から議論を始めなければいけないんです。けれども、なぜかサッカー界は勝っている時はそういうことを議論しない風潮にあるんで、面白いですよ。

 長いこと(サッカー界に)いるんですけれど、どこのクラブも、なぜか勝った時は全然反省会をしないんですよね。

 このへんはサッカー界、進んでいないと思いますね。もっと他のスポーツは進んでいて、テクノロジーも導入していると思いますし。データで理詰めしていくこと。サッカーでもデータが出ても、勝っている時は全然分析しないです、9割の監督はそうですね。

 結果よければすべて良しの文化が根付いてしまっていると思います。

 僕はいい意味で、いろんな世界を見て、あ、こんな人おるんや、という人と会ってきているんです。ちょっとした天才の人たちとか、1試合でミッションを終えず、ひたすら追求する。フィロソフィを追えればいいと思います」

 そのように勝利したあとこそ、課題はどこにあり、どのように改善すべきか、追求する必要がある(チャンスである)と強調した。

「(試合後のロッカールームで)一応言ったんですよね。負けた時みたいに話し合いましょうよ、と言ったけれど、みんな笑っていましたね。ホンマに意味を理解していたのかまでは分かりませんけれど」

 あと2試合でウインターブレイクを迎える。それだけに本田はある意味、ここが大切な勝負どころだと感じていたのだろう。

 この発言のあと、本田は自身のSNSのツイッター( @kskgroup2017 )で、「幼少の頃から上から目線で言いたいこと言ってしまう悪い癖があり。。。ただ僕がサッカー界のこと悪くいう時は、昭和時代の親が愛する子供のことを『うちのガキなんか全然ダメ』ってのと似てるんで、ご理解を」と弁解している。

 フィテッセは8勝3分6敗(29得点・24失点)で暫定6位に順位を上げている。チームは17日にカップ戦、そして22日にリーグのVVVフェンロ戦をホームで戦う。

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[文:サカノワ編集グループ]

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