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【神戸】フィンク監督がポドルスキ残留を要望「希望の灯は残っている」。ドイツ紙が報じる

神戸のポドルスキ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ドラマのある男。鹿島戦アシスト、磐田戦のハットトリック&1アシストで評価再浮上。

 ドイツメディア『シュポルト・ブッツァー』は12月17日、ヴィッセル神戸のトルステン・フィンク監督がFWルーカス・ポドルスキの2020シーズン残留を希望しているというレポートを指揮官のコメントとともに掲載した。

 記事では「トルステン・フィンクは『別格のキッカーだ』とルーカス・ポドルスキの残留のために闘う」と題して、次のように続ける。

「ポドルスキの今後は不確実となっている。神戸とこのワールドカップ王者の契約は2020年1月末までとなっている。34歳のポルディは日本に留まるのか、ケルンに帰るのか――。しかしフィンクは、ポドルスキの契約更新を望んでいる」

 耳の手術を経て復活した元ドイツ代表アタッカーは33節の鹿島アントラーズ戦での1アシスト、そして最終節のジュビロ磐田戦でのハットトリック&1アシストで評価を再び急上昇させた。同メディアによると、フィンク監督は「ルーカスは違いを生み出すことができる別格のキッカー。それに頼れるリーダーでもあります。彼が何を”持っているか”を私は知っていますが、私は彼のために闘います」と語っている。そして来年1月に契約満了を迎えるものの、「彼が私たちとともにあと1年一緒にできるのではないかという、希望の灯はまだ残しています」と語っているそうだ。ダビド・ビジャの今シーズンでの引退が決定していることも書かれている。

 そしてポドルスキは2020年の東京オリンピックでのオーバーエイジでのプレーを希望。ドイツ五輪代表のシュテファン・クンツ監督は招集に前向きである。

 加えて、神戸は初の主要タイトル獲得に向けて、天皇杯の準決勝まで勝ち進んでいる。アジアチャンピオンズリーグ( ACL)、またはルヴァンカップを含め、五輪の中断期間までは怒涛の連戦がある。ポルディの経験が生きるかもしれないが……。

 2019年から2020年へ。一体、どのような展開が待ち受けているのか。やはり世界中を魅了してきたスター選手の一人だ。ポドルスキのドラマに注目が集まる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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