メッシ起用の背景、マルティーノ監督が明かす「前日練習のあと話し合い…」。インテル・マイアミ、神戸とスコアレスドロー
井手口陽介と競り合うメッシ(右)。 (Photo by Kenta Harada/Getty Images)
ヴィッセルの印象について「ダイレクトプレーもいいですね」。
[INTER MIAMI IN TOKYO 2024] インテル・マイアミ 0(3PK4)0 ヴィッセル神戸/2024年2月7日19:00/国立競技場
MLS(メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミ 対 J1リーグ昨季王者のヴィッセル神戸による国際親善試合「INTER MIAMI IN TOKYO 2024」が行われ、90分間をスコアレスドローで終え、神戸が特例で設けられたPK戦を4-3で制した。
インテル・マイアミのヘラルド・マルティーノ監督は試合後の取材対応で、「ヴィッセル神戸は組織力のあるチームで手ごわく、私たちは時間が経つごとに良くなっていきました。この引き分けの結果(90分間の試合は引き分け。PK戦を神戸が制す)は妥当だと思います」と振り返った。
そしてJ1王者の印象について、「神戸はインテンシティが高く、スペースを生かして作り出せる。ダイレクトプレーもいいですね。前半はそういうところに苦しみましたが、後半に対応できました」と、組織力ある神戸とのドローから収穫を得ていた。
そして60分から投入されたリオネル・メッシの起用について。5日の香港選抜戦を欠場したエースがピッチに立つと、チームはたちまち破壊力と華やかさを備え、まるで別のチームのように国立のピッチを彩った。
「試合前日午後のトレーニングを終えて、本人は調子が良かったと言っていて、そこで話し合い、この試合に30分出場することになりました。試合を終えて、やりやすかったと言っていて、回復してきているようで良かったです」
香港戦のメッシ欠場について改めて問われた指揮官は、「あの試合で彼を起用するのはとてもリスクがありました。出場させるのは難しかったです。チームとしてはこのツアーで4試合全てに出場してほしかったですが、今回だけは残念でした」と振り返った。
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一方、セルヒオ・ブスケツが20分、筋肉系を傷めて交代したのは気掛かりである。インテルマイアミはこのあとアメリカに戻り、21日のレアル・ソルトレイクとのMLS開幕戦に向けて準備を進める。