【日本代表】週刊誌報道の伊東純也が、所属先のスタッド・ランスに合流。アジアカップを終え中村敬斗とともに
伊東純也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
クラブは伊東をサポートするとともに、一方、女性へのあらゆる暴力に反対するスタンスを強調。
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)としてアジアの頂点を目指したカタール・アジアカップに臨んだものの、大会期間中の週刊誌報道で離脱を余儀なくされた伊東純也が2月6日、所属先であるフランス1部スタッド・ランスのトレーニングに合流した。
クラブは公式エックス(旧ツイッター)(アカウントは @StadeDeReims)で、伊東と中村敬斗がトレーニングに加わった写真をアップ。左ウイングとして活躍した中村は笑顔を浮かべている。コメント欄には日本からも「merci」の言葉が多く記され、伊東を後押しするメッセージに溢れている。
スタッド・ランスは日本での週刊誌報道があったあと、「スタッド・ランスは、水曜日に日本のメディアによって発表された伊東純也選手に関する記事と、一方、同選からの名誉棄損の告訴に留意しています。伊東純也が正メンバーであるクラブは、この日本人ストライカーの人間的資質や振る舞いに疑問を呈したことはこれまでありませんでした」として、次のように続けた。
「報道された出来事はインターナショナル・マッチのブレイク期間中であり、大阪当局に訴えられたという調査に関し、その裏付けるような情報は一切持ち合わせていません。現段階で、クラブは選手との連帯を示します。したがってスタッド・ランスは、疑惑の出来事を明らかにする具体的な証拠を望んでおり、いかなる法的進展も注意深く見守っていきます。しかし、スタッド・ランスはこのような重要な問題について無視できず、このまま沈黙を守ることも望んでいません。
クラブは数シーズン前から、プロサッカーリーグと共同で実施している、あらゆる形態の女性に対する暴力の撲滅活動にコミットメントすると表明しており、すでに今シーズン新たな啓発のキャンペーンにも取り組んでいます」
そのように伊東を基本的には全面的にサポートする一方、女性へのあらゆる暴力には反対しておりその点は留意しているとしていた。
またフランスメディア『Lunion』によると、GKエフバン・ディウフは取材に応じた際、「深刻な事態ではありますが、彼が無実であると信じています。現在は推定無罪であることを考慮する必要があります。彼が戻ってきた時、これまで通り普通に迎えるでしょう」とコメントしていた。
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スタッド・ランスは2月11日、FCロリアンとアウェーで対戦する。アジアカップ前まで両ウイングを担っていた伊東と中村の日本代表コンビが出場するのか注目される。