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【鹿島】首位・神戸戦へ、岩政監督が大迫対策を語る「冷静かつ果敢に対応しないと難しい」

鹿島の岩政監督。(C)KASHIMA ANTLERS

ヴィッセルのスタイル、「やり方が数年前から大きく転換。イメージを書き換えて臨まなければ」。

[J1 8節] 鹿島-神戸/2023年4月15日16:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズ岩政大樹監督が4月14日にオンラインによる取材に応じて、翌日にホームで開催されるリーグ8節のヴィッセル神戸戦に向けて抱負を語った。

 鹿島は現在、リーグ戦では4試合勝ち星がなく3連敗中。2勝1分4敗の14位で3月4日の横浜FC戦以来勝利がない。今回5勝1分1敗の勝点16で首位に立つ神戸をカシマスタジアムで迎え撃つ。

 指揮官は神戸の印象について、「勝点を獲得できている非常に強い相手。やり方が数年前から、大きく転換したと感じています。そこを選手たちに伝えます。イメージを持っていると大きく間違えてしまいます。そこをしっかり書き換えないと、いろいろ対応が難しくなってしまう」と“シン・ヴィッセル神戸”を警戒する。

 その最前線には元鹿島の大迫勇也が立つ。“大迫対策”を問われた岩政監督は、次のように語った。

「対策と言っても、彼に(ボールが)行くまでに、いろいろなところを経由するサッカーではないので、ある程度ボールが入ってしまうと思います。そこでの個人の対応もありますが、そこからこぼれ球を拾ってどのように優位に立つか。(ボールを)入れられる前の対応も多少できますが、それが難しいやり方をしています。入れられた後の対応のほうが、メインになると思います」

 元センターバックとして、岩政監督はこのストライカーを軸にしたアタックの抑えるべきポイントを語る。

「(センターバックに対して何かアドバイスしたのか?)試合前に少し言葉をかけるかもしれません。個人の対応のところで難しい場面はいくつかあると思います。大迫もかなりの選手。一人で決着をつける選手ではなく、彼に入れたあと、チーム全体が動きます。その全体像を理解し、抑えることを考えたほうがいいと思います」

 大迫にボールを入れてきた“そのあと”に気を付けたいという。

「ほぼ先に(ボールを)大迫へ入れてきます。そこはある程度仕方ありません。センターバックは冷静かつ果敢に対応しないと難しい。体の当て方などアドバイスできるかもしれませんが、ウチのセンターバック陣はかなりのパフォーマンスを見せてくれているので、ある程度の対応をしてくれると思います。それ以外のところで、いかに90分をうまく戦えるかに注力していていきます」

 大迫のみならず、さまざまな局面で熱いバトルが繰り広げられることが予想される。鹿島対神戸戦は15日16時、カシマスタジアムでキックオフを迎える。

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