【日本代表スタメン&展望】日韓戦へ森保監督「定石」選択。中国戦から負傷の橋本→田中碧以外変更なし
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2試合の「ベスト」ではなく、あくまで指揮官の考える「Aチーム」重視。
[E-1選手権] 日本 – 韓国/2019年12月14日19:30/釜山アジアド主競技場(韓国)
東アジアE-1選手権の日本代表対韓国代表戦、森保一監督は初戦・中国戦(〇2-1)から負傷した橋本拳人を田中碧に変更した以外はいじらず、10人をそのままスターティングメンバーで送り出した。2連勝同士の対戦で、日本は勝利、あるいは引き分けで優勝となる。
指揮官はこれまで中国、香港戦(〇5-0)と2試合の「ベスト」ではなく、森保監督自身がこのメンバーで考える「Aチーム」で韓国に挑む形となった。勝ったメンバーはいじらないとう「定石」を選択した。
システムは3試合連続で3-4-2-1を採用。最前線には上田綺世が入り、森島司と鈴木武蔵が2シャドーを形成。中国戦では3人の連係から鈴木の鮮やかな先制点を決めてみせた。そのコンビネーションの精度をさらに上げて、より多くのシュートチャンスを作り出したい。
また、ボランチの井手口陽介のパートナーには、香港戦でキャプテンマークをつけた大島僚太ではなく、田中碧が選ばれた。二人がどのようにバランスを保って日本の中盤を支えのか。初めての顔合わせだけに、二人の”呼吸”が勝敗に直結してきそうだ。
最終ラインは中国戦では何度か背後のスペースを使われてヒヤリとした。そこから時間があっただけに、しっかり修正し、より強烈な韓国のアタックに対抗したい。
東アジアE-1選手権はあくまでも公式大会である。来年の東京オリンピックに向けた貴重な機会。「テスト」ではなく「勝負」に徹してもらいたい。果たしてこの大会、初の男女アベック優勝で締めくくることができるか。
日本代表のメンバーは次の通り。
▼先発
GK
1 中村航輔(柏レイソル)
DF
19 佐々木翔(サンフレッチェ広島)
5 三浦弦太(ガンバ大阪)
4 畠中槙之輔(横浜F・マリノス)
MF
17 田中 碧(川崎フロンターレ)
9 鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)
8 井手口陽介(ガンバ大阪)
14 森島 司(サンフレッチェ広島)
7 遠藤渓太(横浜F・マリノス)
22 橋岡大樹(浦和レッズ)
FW
13 上田綺世(鹿島アントラーズ)
▼控え
GK
12 小島亨介(大分トリニータ)
23 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
DF
15 渡辺 剛(FC東京)
2 菅 大輝(北海道コンサドーレ札幌)
21 古賀太陽(柏レイソル)
MF
10 仲川輝人(横浜F・マリノス)
6 大島僚太(川崎フロンターレ)
16 相馬勇紀(鹿島アントラーズ)
3 田中駿汰(大阪体育大学)
FW
20 小川航基(水戸ホーリーホック)
11 田川亨介(FC東京)
※室屋成は負傷により辞退、橋本拳人(いずれもFC東京)も負傷により途中離脱。
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[文:サカノワ編集グループ]