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【天皇杯】決勝進出弾!イニエスタが優勝誓う「元日、皆さんに幸せをお裾分けしたい」

神戸のアンドレ・イニエスタ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ゴール隅にパスを通すようなシュートで先制。田中、古橋が続いて3得点。

[天皇杯 準決勝] 神戸 – 清水/2019年12月21日14:05/ノエビアスタジアム神戸

 天皇杯準決勝、ヴィッセル神戸が3-1で清水エスパルスに勝利を収め、初優勝に王手をかけた。

 13分、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが魅せた。ペナルティエリア内で密集地帯ができるなか、その合間を縫ってゴール隅にパスを出すような丁寧なシュートを流し込み、先制に成功した。

 これで神戸は主導権を握り、33分に田中順也が追加点を奪取。38分にジュニオール・ドゥトラのボレーで1点を返されたものの、69分に古橋亨梧が決めて勝負あり。元日決勝の新国立への切符を手に入れた。

 キャプテンマークをつけた神戸のイニエスタは試合後のフラッシュインタビューで、「アリガトウゴザイマス!」と第一声を発し、次のように続けた。

「本当に幸せです。決勝の舞台に立てること、この試合に勝てたこと、難しい試合でしたけれど、大きな仕事をできました。次は決勝、勝ち取りにいきます」

「僕個人というよりもチームとしていい働きができました。一致団結して最後まで戦い抜けましたし、ファンの皆さんの応援に感謝したいです。決勝も応援をお願いします」

 新国立競技場で迎えるファイナルは、神戸にとっても、イニエスタにとっても、初の主要タイトル獲得を懸けた大一番になる。

「ファンの方には1年をとおして素晴らしいサポートをしてもらいました。1月1日に勝って、皆さんに幸せをお裾分けをしたいと思います。(国立こけら落としの決勝は)素晴らしい舞台。神戸にタイトルを取って帰りたいと思います」

 イニエスタはそのように誓った。

 この日はベンチ外だったダビド・ビジャはこの天皇杯を最後に引退する。その親友のために、神戸のために、イニエスタが元日、新国立のピッチに立つ。

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[文:サカノワ編集グループ]

Topics: Vissel KOBE 3–1 Shimizu S-pulse

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