スペイン紙が久保の発言に注目「ジダン監督から残ってほしいと言われた」「カメレオンのように」
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
TVでのインタビュー、レアル・マドリードの指揮官とのやりとり、そして自身の考える特長をピックアップ。
スペイン1部リーグのレアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍している日本代表MF久保建英が、このほどテレビ朝日の『報道ステーション』の単独インタビューに登場。その発言がスペインで話題を集めている。
『アス』、『マルカ』、『ムンド・デポルティーボ』などスペインの主要スポーツメディアが注目したのが、久保とレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督のやりとりだ。久保の次のコメントを取り上げている。
「(レアル・マドリードで)初日の練習は、これで自信をへし折られたらどうしようと思っていた。ただ、トップレベルの選手と練習や試合を重ねていくと、それがある意味、当たり前な感覚になっていきました」
「プレシーズンが終わる時、ジダン監督などからは『残ってほしい』と言われて、いろいろ悩みました。けれど、そのなかで、自分がやれるかどうかという強い思いがあり、『行けるならば、行かせてほしいです』という話をさせてもらいました」
そのレンタル移籍の可能性について、ジダン監督に相談した部分に、各メディアは着目をしていた。
また、久保が語った自身の持ち味についての部分もピックアップされている。
「(特長について)DFの間で受けてのドリブル、状況判断、あとはプレーのバリエーションが多いかなと思っています。好きではないけれど、カメレオンみたいな。どこにでも対応できる選手だと思っています。堅守速攻のチームでもスピードはついていますし、縦に仕掛けたり、逆にボールを持てたり。そのように臨機応変に対応できることで、どこのチームでも試合に出られるような選手になる。そういう選手を、今は目指しています」
カメレオンのように――。自分がそのカラーに同化しつつ、持ち味を発揮する、獲物を仕留める。今はそのような適応力を身につけている。そういった発言も、スペインでは関心を集めているようだ。
久保は早くも日本を発ってスペイン入り。ウインターブレイク明け、マジョルカは1月5日(日本時間同20時)にグラナダCFとアウェーで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]