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「ラス・パルマスが本田圭佑と交渉」スペインメディア報じる。ただ東京五輪を考えると…

本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

フィテッセ4試合で退団。香川真司、岡崎慎司のいる2部リーグの7位からオファーか。

 12月23日にオランダ1部(エールディビジ)のフィテッセを電撃退団した元日本代表MF本田圭佑だが、さっそくスペイン2部リーグのラス・パルマスが獲得に動き出しているという。

 スペインメディアの『todofichajes com』は12月23日、「ラス・パルマスが本田圭佑と交渉」というストレートな見出しで、クラブが本田サイドと接触していることを伝えている。

 記事によると、ラス・パルマスのミゲル・アンヘル・ラミレス会長は、ホナタン・ビエラを売却した北京国安との関係性を継続しようと取り組んでいる。一方、そうしたなかで情報を蓄積し、パイプを築いてきたセクションを活用して、新たなるタレントの獲得を目指している。

 そうしたなかで、同メディアはラス・パルマスが本田との話し合いを続けているという情報を掴んだという。そして「フィテッセとの契約を終えて間もない本田だが、フリーの立場になったこともあり、カナリア諸島のチームにやってくるだろう」とも記している。もしも実現した場合、本田にとって、初めてスペイン挑戦になる。ちなみにラス・パルマスには過去、福田健二(現・横浜FCゼネラルマネジャー)が2007年から2008年まで在籍していた。

 本田にとって、スペインは憧れの地であるという。ただし、2部リーグでプレーすることになれば、自身が目標に掲げる2020年夏の東京オリンピック日本代表へのオーバーエイジでの選出は、大きく遠のいてしまう。もちろん可能性は残るが、ハードルは高くなる。もしもオファーが届いているのであれば、そのあたりを本田はどのように自身の中で整理するのだろうか。

 本田はオーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリーを退団したあと約6か月間のブランクを経て、フィテッセで4試合プレー。しかし本田を招聘したレオニード・スルツキ監督の辞任により、約1か月間で自らもチームを去る決断を下した。

 ラス・パルマスは現在スペイン2部リーグで、9勝5分7敗(28得点・26失点)の7位。岡崎慎司のSDウエスカ(3位)、香川真司のレアル・サラゴサ(5位)よりも低い順位にいるが、1部昇格圏はまだ十分狙える位置につけている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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