【浦和】伊藤涼太郎が大分から復帰決定「何を成長し、どれだけできるか楽しみ」
ブレイクした2018年、水戸時代の伊藤涼太郎。(C)SAKANOWA
大分のファンには「どんな時も声をかけてくださったサポーターの方々には、 来シーズンの活躍という形で恩返しします」。
浦和レッズは12月30日、大分トリニータに期限付き移籍していた21歳のMF伊藤涼太郎の2020シーズンの復帰が決定したと発表した。
伊藤は1998年年2月6日生まれ、21歳、大阪府大阪市出身。174センチ・66キロ。
これまでのサッカー歴は、AVATI KANSAI FC ― セレッソ大阪U-15 ― 作陽高 ― 浦和 ― 水戸ホーリーホック(育成型期限付き移籍) ― 大分トリニータ(期限付き移籍)。
2019シーズンは大分でJ1リーグ4試合・0得点、ルヴァンカップ4試合・1得点、 天皇杯3試合・2得点を記録した。また、これまでの通算出場は、J1リーグ5試合・0得点、J2リーグ40試合・9得点、ルヴァンカップ5試合・1得点、天皇杯4試合・2得点、アジアチャンピオンズリーグ( ACL )0試合・0得点。
伊藤は浦和の広報部を通じて、次のようにコメントしている。
「浦和レッズというクラブで再びサッカーができることを非常に幸せに思います。
2016年に浦和レッズに加入して約1年半、何もできなかった自分が、今まで何を成長したか、どれだけのことができるのかがとても楽しみです。
日本一のファン・サポーターがいる埼玉スタジアムで、日本一を目指しましょう。
良いお年を!」
また、大分のファンには次のようにあいさつをしている。
「大分トリニータに関わる全ての皆さん今年1年間ありがとうございました。
チームとして残留を達成できたこと、個人としては何も残せなかったこと、 色々な思いをさせてもらった大分トリニータの選手、スタップ、サポーターの方には本当に感謝しています。
来シーズンは浦和に行きますが、大分トリニータのさらなる飛躍を願っています。 そして僕のことを最後まで応援していただき、どんな時も声をかけてくださったサポーターの方々には、 来シーズンの活躍という形で恩返しします。
ありがとうございました」
『作陽のクリスチアーノ・ロナウド』と称されたアタッカーは、2018年に水戸で長谷部茂利監督(J2リーグ34試合・9得点を記録)、そして大分の片野坂知宏監督のもとでハードワークを身に付けるとともに、ゴールへの推進力も高めてきた。その武者修行で積み上げてきた成果を、浦和で爆発させる時は来た。
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[文:サカノワ編集グループ]