【皇后杯】日テレベレーザ衝撃の2年連続3冠、浦和Lは善戦も再び2位…
皇后杯を制した日テレ・ベレーザ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
10,012人がNACKスタジアムを埋める。山下杏也加、池田咲紀子の両GKがビッグプレーを連発!
皇后杯決勝が12月29日にNACK5スタジアムで行われ、日テレ・ベレーザが田中美南のゴールで浦和レッズレディースに1-0の勝利を収め、3年連続の優勝を果たした。ベレーザはなでしこリーグ、リーグカップとの2年連続3冠達成。パイロット版女子アジア選手権を含める4冠の完全制覇となった。浦和Lはなでしこリーグに続いて2位に終わった。
10,012人の大観衆が見守るなか、開始7分だった。ベレーザが得た右サイドでのコーナーキック。籾木結花のニアサイドへのキックに、田中が反応。ボレーでしっかりと合わせ、浦和のゴールネットを揺らした。
その後はベレーザが優先に試合を進めるなか、両チームともにチャンスを作っていく。ベレーザの山下杏也加、浦和Lの池田咲紀子の両ゴールキーパーがビッグプレーを連発! スリリングな展開のなか、ベレーザが1点を守り切り、3連覇を成し遂げた。
日本サッカー協会の公式サイトで、日テレの永田雅人監督、決勝点を決めた田中は次のようにコメントしている。
永田雅人監督(日テレ・ベレーザ)
序盤から、相手のGKとセンターバックにプレッシャーをかけ、パスコースを限定しつつ、ボールを奪うという狙い通りにできたと思います。追加点がほしかったのですが、プレッシャーのかけ方が甘かった部分があったので、ハーフタイムに修正しました。守るべきところで守って、チャンスがあったら逃さないなど、試合全体をコントロールして進め、勝利することができたと思います。
田中美南(日テレ・ベレーザ)
体力的に厳しいシーズンでしたが、勝つことで報いたいと思っていました。(得点につながったコーナーキックは)他の選手に合わせることが厳しそうだったので、キッカーのモミ(籾木選手)のいい判断でそれを変えて蹴ってくれました。たまたまですが、決勝点を決めることができました。その後も必死になって味方がゴールを守ってくれました。AFC女子クラブ選手権を含む4冠のシーズンで、キャプテンを任せてもらったことは誇りです。
両チームの出場選手は次の通り。
▽日テレ・ベレーザ
GK
1 山下 杏也加
DF
2 清水 梨紗
4 土光 真代
6 有吉 佐織
MF
5 宮川 麻都
8 三浦 成美
14 長谷川 唯
FW
9 田中 美南 (Cap)
(90分→ 18遠藤 純)
10 籾木 結花
(82分→ 17 菅野 奏音)
11 小林 里歌子
15 宮澤 ひなた
(61分→ 19植木 理子)
▽浦和レディース
GK
1 池田 咲紀子
DF
2 長船 加奈
3 南 萌華
4 佐々木 繭
(60分 → 16 水谷 有希)
11 清家 貴子
MF
6 栗島 朱里
13 長嶋 玲奈
(HT → 30 安藤 梢)
18 柴田 華絵 (Cap)
19 塩越 柚歩
(79分 → 10 吉良 知夏)
FW
7 高橋 はな
9 菅澤 優衣香
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[文:サカノワ編集グループ]