【天皇杯決勝】イニエスタ咆哮!神戸が優勝、クラブ初の主要タイトル獲得
前回大会で優勝したヴィッセル神戸。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
オウンゴールと藤本弾で。鹿島はいいところなく3年ぶり制覇ならず。
[天皇杯 決勝] 神戸 2-0 鹿島/2020年1月1日14:35/国立競技場
新国立競技場でのスポーツイベント初開催となった天皇杯決勝、ヴィッセル神戸がポドルスキのシュートからのオウンゴールと藤本憲明のゴールで鹿島アントラーズに2-0の勝利を収め、初優勝を果たした。クラブ発足から初の主要タイトル獲得。神戸は2020年のアジアチャンピオンズリーグ( ACL )の本大会(グループステージ)の出場権を獲得した。
試合開始から両チームともにゴールに迫る展開が続くなか、次第に神戸が主導権を握る。迎えた18分、左サイドを酒井高徳が抜け出し、こぼれたボールをポドルスキがシュート! ボールは藤本憲明とDFに当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。
さらに神戸は38分、右サイドから西大伍がクロスを放つ。すると犬飼智也がクリアミス。その後方にいた藤本の右足に当たって、ボールは鹿島のゴールネットに吸い込まれた。
一方、鹿島は全体的にコンディションが悪く、徐々に対応に遅れてしまう。なかなかチャンスが作れず、後半、土居聖真、山本脩斗、中村充孝と72分までに3枚のカードを切り反撃を試みる。しかし伊藤翔らが決定機を決め切れない……。
神戸は最後のカードで、引退の決定したダビド・ビジャを投入。優勝の瞬間をピッチで味わい、歓喜の輪の中心で喜びを爆発させた。
両チームのメンバーは次の通り。
▽神戸
▼先発
GK
18 飯倉 大樹
DF
4 トーマス・フェルマーレン
25 大﨑 玲央
33 ダンクレー
MF
5 山口 蛍
8 アンドレス・イニエスタ
(88分→35 安井 拓也)
22 西 大伍
24 酒井 高徳
FW
9 藤本 憲明
(78分→21 田中 順也)
10 ルーカス・ポドルスキ
16 古橋 亨梧
(90+2分7 ダビド・ビジャ)
▼控え
GK
1 前川 黛也
DF
3 渡部 博文
MF
27 郷家 友太
FW
13 小川 慶治朗
▼監督
トルステン・フィンク
▽鹿島
▼先発
GK
1 クォン・スンテ
DF
6 永木 亮太
27 ブエノ
28 町田 浩樹
39 犬飼 智也
MF
4 レオ・シルバ
20 三竿 健斗
30 名古 新太郎
(53分→16 山本 脩斗 )
41 白崎 凌兵
(HT →8 土居 聖真 )
FW
15 伊藤 翔
(72分→13 中村 充孝)
18 セルジーニョ
▼控え
GK
21 曽ヶ端 準
DF
2 内田 篤人
33 関川 郁万
MF
FW
34 有馬 幸太郎
▼監督
大岩 剛
関連記事:神戸のポドルスキがポーランドに移籍か。地元紙が「ビジネスも展開」
[文:サカノワ編集グループ]