日本代表FW大迫勇也の神戸移籍決定。ブレーメン幹部「両者の解決策がぴったり合致」
大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「ユウヤから故郷に戻りたいと私たちのもとに希望があり――」
J1リーグのヴィッセル神戸は8月8日、日本代表FW大迫勇也をドイツ・ブンデスリーガ2部ヴェルダー・ブレーメンから完全移籍で獲得したと発表した。
大迫は1990年5月18日生まれ、鹿児島県さつま市出身、31歳。182センチ・71キロ。キャリアは、万世サッカースポーツ少年団(万世小学校) ― 育英館中学 ― 鹿児島城西高校 ― 鹿島アントラーズ ― TSV1860ミュンヘン ― 1.FC ケルン ― ヴェルダー・ブレーメン。
通算成績は、J1リーグ139試合・40得点、ルヴァンカップ20試合・12得点、天皇杯14試合・5得点、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)14試合・5得点、ブンデスリーガ1部181試合・26得点、ブンデスリーガ2部17試合・6得点、ヨーロッパリーグ6試合・2得点。日本代表として、国際Aマッチ49試合・23得点。2014年ブラジル・2018年のロシア大会のワールドカップ(W杯)日本代表。
大迫は次のように神戸を通じてコメントしている。
「この度、ヴィッセル神戸に完全移籍で加入することになりました。プロサッカー選手になり12年半、ドイツで7年半プレーするなかで様々な経験をさせていただき、ここからもう一段階自分を成長させるため、強い気持ちを持ってヴィッセル神戸に移籍することを決断しました。
J1リーグ、ACL、天皇杯、ルヴァンカップ全てのタイトルを取り、ヴィッセル神戸の新たな歴史を作るために、全力でプレーし、ストライカーとしてゴールを追求して行きたいと思います。ヴィッセル神戸のファン、サポーターの皆さまの前でプレーする日を楽しみにしています。応援よりしくお願い致します」
またブレーメンの強化部門を統括するフランク・バウマン・マネジングダイレクターは、クラブ公式サイトで次のように今回の移籍の経緯について説明している。
「ユウヤはクラブを去り故郷に戻りたいと私たちのもとに希望を伝えていました。神戸への移籍は、両者にとってあらゆる面での解決策が、ぴったり合致しました。これからのユウヤのプロフェッショナルとして、そしてプライベートでの多幸を願っています」
そのようにいくつかあった条件(課題)を、神戸が全てクリアしたことで、この移籍が実現したということだ。
大迫は2018年からプレーしてきたブレーメンで、通算87試合・15ゴールを記録。2019-20シーズンは、シーズン終盤にゴールを連発し、チームの1部残留に大きく貢献した。しかし昨季はなかなか出場のチャンスを得られず、チームも2部降格の憂き目にあった。そうしたなかで、すでに開幕した今季2部リーグでは2試合連続で先発出場していた。
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[文:サカノワ編集グループ]