大久保が東京V加入。川又堅碁、田中達也、工藤壮人、長谷川悠…強力FW陣がいまだ去就未定
磐田の川又堅碁。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
東京Vから町田に期限付き移籍中、勝負強さの光る”J1昇格男”林陵平の動向も気になるところ。
東京ヴェルディは1月8日、ジュビロ磐田を2019シーズン限りで退団した元日本代表FW大久保嘉人を獲得したと発表した。
大久保は東京Vのファンに向けて、次のようにコメントしている。
「プロ20年目という節目の年を、東京ヴェルディという歴史と伝統のあるクラブでスタートできることを大変嬉しく思います。
小さい頃、誰もが憧れたヴェルディは、憎らしいほど強くて、サッカー少年だった自分の心をいつもワクワクさせてくれました。
そんなヴェルディを復活させるためには、J1昇格することがまずは絶対だと思っています。そのためには試合はもちろん、1日1日の練習から大切に、日々全力で頑張りたいと思います。
東京にオリンピックがやってくる2020年。オリンピックだけでなく、ヴェルディのサッカーで、ファン・サポーター、そして子供たちをワクワクさせたいです。
応援よろしくお願いします」
大久保は1982年6月9日生まれ、福岡県出身、37歳。170センチ・73キロ。これまでのサッカー歴は、国見高校 ― セレッソ大阪 ― マジョルカ(スペイン) ― セレッソ大阪 ― ヴィッセル神戸 ― ヴォルフスブルグ(ドイツ) ― 神戸 ― 川崎フロンターレ ― FC東京 ― 川崎 ― ジュビロ磐田。今シーズンはリーグ20試合(951分)1得点、天皇杯2試合・0得点。日本代表通算60試合・6得点。
年明けから一斉に、多くの選手の移籍動向が発表されている。そうしたなかで、ベスト16入りを果たした2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)、日本代表の主力だった大久保の新天地がついに発表された。
一方、元日本代表組など、まだ去就が決まらずにいる実力派ストライカーも少なくない。
前ジュビロ磐田の川又堅碁(30歳)、前アルビレックス新潟の田中達也(37歳)、そしてサンフレッチェ広島からレノファ山口への期限付き移籍終了が発表された工藤壮人(29歳)は、いずれも日本代表歴を持ち、現役続行への意欲を示している。さらにはV・ファーレン長崎の2019シーズン開幕戦で衝撃のボレー弾を放った長谷川悠(32歳)も「武器」のある日本では貴重な大型ストライカー。また、東京VからFC町田ゼルビアに期限付き移籍中で、勝負強さに定評のある”J1昇格男”林陵平の動向も気になるところだ。
中には契約など合意に至っているものの、クラブからの正式発表を待つ形になっている選手もいるかもしれない……。いずれも、チームメイトであり、Jリーグ全体にも、影響を与えうるタレントであり、ここからどのように這い上がっていくのか注目していきたい。
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[文:サカノワ編集グループ]