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【湘南】ユニは「オンリーワン」を追求。山田直輝「身が引き締まる。みんなの情熱と思いが込められている」

湘南の新ユニフォームを披露、昨季に続き10番をつける山田直輝。(C)SAKANOWA

ペナルティ社製。「同じデザインイメージが多い昨今のサッカーユニフォームに反し、ベルマーレらしく、他にないデザインに」

 湘南ベルマーレが1月11日、2020シーズンの新体制発表記者会見を行い、そのなかで新ユニフォームが発表された。浦和からの完全移籍が決まった背番号10をつける山田直輝、DF金子大毅、そしてGKの富居大樹と後藤雅明がモデルを務め、ニューキットを披露した。

 湘南は昨季から引き続きペナルティ社製を採用。ファーストユニフォームのデザインコンセプトは「情熱の集結」だ。2019年の厳しいシーズンを乗り切った今こそ、選手、スタッフ、サポーター、 スポンサー、ベルマーレを愛する全ての人たちの情熱が集結するイメージを、伝統の緑と青の菱形が回転しながら胸のエンブレムに向かって集結する、スパイラルグラデーションで表現している。

 シンプルで同じデザインイメージが多い昨今のサッカーユニフォームに反して、ベルマーレらしく、他にない「オンリーワン」なデザインを採用。ナンバー、ネームのデザインも一新されている。

 セカンドユニフォームは、ピュアホワイトをベースにランダムに広がる菱形パターンを青から緑のグラデ ーションで左胸から肩に配置した。

 また、ゴールキーパーのファーストユニフォームは、フィールドのファーストユニのデザインをフラッシュオレンジで表現。湘南の夏の太陽をイメージしたカラーリングに仕上がっている。セカンドもフィールドセカンドのデザインを、シアンブルー×ネイビーのグラデーションで表現し、湘南の抜けるような青空を、サードはブラック×ブルーのグラデーションで表現、深い海にさす光を、それぞれイメージしている。

 ユニフォームを着た山田は次のように印象を語った。

「一目見た時に『格好いいな』と感じ、身が引き締まる思いがしました。このデザインとコンセプトについて、湘南にかかわるすべての人の情熱を表現していると聞き、今までとはまた異なる気持ちを抱きました。

 自分たちが着るユニフォームというだけではなく、みんなの思いが込められたこのユニフォーム。格好よく仕上がっているこのユニフォームを着て、みんなで躍動しましょう」

 そのように「チーム湘南」として、このキットを輝かせていきたいという思いを語った。

 また、2020シーズンに向けて、山田は次のように抱負を語った。

「通算では(浦和からの期限付き移籍を経て)5シーズン目になりますが、自分の中では完全移籍したことで、やっと湘南ベルマーレの一員になれたと思っています。このユニフォームで、自分が湘南の象徴になれるようなプレーをできるように頑張りたいです」

 さらに背番号1をつける富居は「この1番の背番号に恥じないプレーをして、一つでも勝利に貢献できるように頑張りたい」、金子は「練習からチーム全員で湘南らしくプレーして、少しでも勝ち星を増やせるように頑張ります」、後藤は「1年間ツエーゲン金沢に行っていた経験を生かし、今まで以上にチームの勝利に貢献できるように頑張ります」と、それぞれ決意を示した。

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[取材・文:塚越 始]

2020年の新ユニフォームを披露した(左から)富居大樹、山田直輝、金子大毅、後藤雅明。(C)SAKANOWA

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