スペイン国王杯の一コマ。香川が久保に質問「どこで出るの?」
香川真司(左)と久保建英(右)の対決が実現!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
”先輩”香川が存在感を示し、サラゴサがマジョルカに3-1快勝。
[コパ・デルレイ ラウンド32] サラゴサ 3-1 マジョルカ/2019年1月21日/ラ・ロマレーダ
コパ・デルレイ(スペイン国王杯)ラウンド32、スペイン2部のレアル・サラゴサが同1部のRCDマジョルカに3-1の勝利を収めて、ラウンド16に進出した。サラゴサの香川真司、マジョルカの久保建英はそれぞれトップ下で先発。香川はチームの2点目をアシスト。一方、久保も途中からサイドハーフにポジションを移してチャンスを作り出した。
今回の一戦は、サラゴサのホームスタジアムであるラ・ロマレーダで行われた。選手入場の前、マジョルカの選手が先にいたところへ、香川が現われて久保に話しかける一コマが、『DAZN』で紹介された。
香川が笑顔で話しかけると、やや緊張している雰囲気だった久保も笑みを浮かべて、軽くハグをかわす。そして香川は「どこで出るの?」と久保に質問。久保は「トップ下ですね」と答えて、そのあとは二人だけの会話に――。
香川と久保は昨年6月、キリンチャレンジカップに臨んだ日本代表に揃って選出。ピッチでの”共演”も期待されたが、香川が左股関節に違和感を覚えたため大事をとって2試合とも欠場した。そのなかで18歳の久保は6月9日の宮城ひとめぼれスタジアムでのエルサルバドル戦(〇2-0)、途中出場から日本代表史上2番目の若さで国際Aマッチデビューを果たした。
今季は1部と2部ではあるものの、二人はスペインを舞台に戦うことになった。すると、さっそく実現した対決で、香川は存在感を示し、ホームのサポーターにも”復活”を印象付けた。
一方、マジョルカはリーグ戦のバレンシアCF戦(〇4-1)から中1日という強行軍により先発総入れ替えで臨んだ。久保は守備に追われ、高い位置で仕事をする機会も限られた。一度、技ありのドリブル突破から決定機を作り出したが、味方がシュートを合わせきれなかった。
今週末はリーグ戦が行われ、サラゴサは1月25日にホームでCDヌマンシアと、マジョルカは26日にアウェーでレアル・ソシエダと対戦する。
関連記事:香川真司がアシスト!久保建英に勝利。サラゴサがスペイン国王杯16強進出
[文:サカノワ編集グループ]