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本格派左SBはスイスに!鈴木冬一が絶品ブーメランクロスでアシスト

鈴木冬一。 (Photo by RvS.Media/Vincent Galloux/Getty Images)

1点差に詰め寄る一撃を演出。しかしローザンヌ、直後に微妙な判定で味方が退場し大敗。

[スイス1部 19節] ローザンヌ 1-5  ザンクト・ガレン/2022年1月30日14:15(日本時間22:15)/トゥイリエールスタジアム

 国際舞台で真価を発揮する日本人の本格派左サイドバックはスイスに――。FCローザンヌ・スポルトの鈴木冬一が1月30日、FCザンクト・ガレン戦で絶品のブーメランクロスでウルグアイ人FWロドリゴ・ポレロのヘディング弾をアシストした。しかし試合は微妙な判定で退場者を出したローザンヌが1-5で敗れた。

 湘南ベルマーレからスイスに渡ってちょうど1年。2019年のU-20ワールドカップにも主力として臨んだ21歳のレフティが、その進化を遂げてきた現在地を示した。ベンチスタートの鈴木だったが、開始早々に2失点を喫したローザンヌのイリヤ・ボレノビッチ監督は36分に2枚替えを敢行し、鈴木を左サイドバックに送り出す。

 すると42分、素早いサイドチェンジから、高く位置を取っていたレフティの鈴木がトラップ。敵陣をえぐって間髪入れずクロスを放つ。ブーメランのようにしなる高速クロスが、ニアに飛び込んだポレロのヘッドとピンポイントで合い、ゴールネットを揺らした。

 しかし試合は、後半開始直後の49分に18歳のコートジボワール人ボランチのジャン・エンゲッサンが2枚目のイエローカードで退場処分に。やや微妙な判定ではあったが……完全に息を吹き返したローザンヌにとっては痛く、すると52分に失点を喫してしまう。

 そこからホームチームも粘り強く戦ったが、アディショナルタイムに2失点。結果、1-5の大敗を喫した。

 鈴木は今季リーグ戦14試合・1アシスト。ローザンヌは2勝6分1敗(19得点・42失点)で10チーム中降格プレーオフ圏の9位。

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[文:サカノワ編集グループ]

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