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【FC東京】新布陣4-3-3上々の勝利。大雨の中、室屋成とアダイウトン弾でACLプレーオフ突破

新加入のアダイウトンが決めた!写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

フィリピンの新興勢力セレス・ネグロスに勝利。4年ぶりのグループステージ参戦決定!

[ACL PO] FC東京 2- 0 セレス・ネグロス/2020年1月28日/味の素スタジアム 

 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフ、昨季J1リーグ2位のFC東京が2-0で、フィリンピンの新興勢力セレス・ネグロスに勝利を収めた。室屋成とアダイウトンがゴールを決める活躍を見せ、4年ぶりの本選(グループステージ)進出を決めた。  

 システムは3年目の長谷川健太監督がこのプレシーズンから取り組んできた4-3-3が採用され、前線にはアダイウトンを頂点に、右に原大智、左レアンドロが入った。さらに中盤3枚には、安部柊斗、東慶悟、髙萩洋次郎という攻撃的な布陣に。

 ただ降り続ける雨の影響でピッチのあちこちに湖のような水たまりができる状態に。ビルドアップはままならず予想以上に止まるボールにホームチームは苦戦を強いられる展開となった。

 そのなかでFC東京のファーストシュートは15分、左からのクロスを東が合わせたが相手ゴールキーパーの正面に。40分にはレアンドロが抜け出しGKと1対1の状況になったものの決め切れず、前半をスコアレスで折り返した。

 すると48分、アダイウトンがゴール前で粘ると右サイドから駆け上がったきた室屋成が右足を強振! 放たれたボールはGKの手を弾いてネットを揺らし先制点を奪ってみせた。  

 その後もロングボールを効果的に使って攻めに出るFC東京は61分、64分とチャンスを作り出す。79分には、セレスの日本人プレイヤー小田原貴と競り合った原の肘が顔面を直撃して一発退場に。

 やや雲行きが怪しくなるなか、89分、このピッチコンディションを逆に生かしたアダイウトンの右足ループシュートで勝負あり。ホームチームが2-0で勝利を収めた。

 一方、守備陣も踏ん張り、無失点で2020年の公式戦初戦をスタートさせた。

 プレーオフを勝ち切ったFC東京はこのあと、2月11日にグループステージ第1戦でKリーグの蔚山現代と対戦する。  

 また2月23日にアウェーでの清水エスパルス戦でJリーグ開幕、29日の2節・横浜F・マリノス戦でホーム初戦を迎える。

 FC東京のメンバーは次の通り。  

▼FC東京
▽先発
GK
33 林 彰洋
DF
2 室屋 成
3 森重 真人
6 小川 諒也
32 ジョアン・オマリ
MF
8 髙萩洋次郎
10 東 慶悟
(77分→ 45 アルトゥール・シルバ  )
15 アダイウトン
20 レアンドロ
(90+2分→37 中村 帆高 )
31 安部柊斗
FW
24 原 大智
(90+4分→23 矢島 輝一)

▽控え
GK
1 児玉 剛
DF
4 渡辺 剛
MF
38 紺野 和也
7 三田 啓貴

▽監督
長谷川健太

2020シーズン初陣・セレス・ネグロス戦に臨んだFC東京のイレブン。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

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[取材・文:石田達也]

Posted by 石田 達也

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