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【FC東京】新体制発表。長谷川健太監督が語った優勝への条件とは?

新ユニフォーム姿で登場したFC東京の新加入選手たちと(上段左から二人目より)長谷川健太監督、大金直樹社長。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

アダイウトン、レアンドロ、オマリ獲得の背景。28日にACLプレーオフで初陣セレス戦に臨む。

 FC東京は1月23日、新体制発表会を渋谷ストリームで開催し、来場した多くのサポーターの前で、新加入選手11人が2020シーズンに向けた抱負を語った。

 この発表会後にメディアの取材に応じた長谷川健太監督は、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフのセレス・ネグロスFC(フィリピン)戦(28日19:00/味の素スタジアム=東京スタジアム)を控えたチーム状況、さらに昨季あと一歩で逃した悲願のリーグ制覇への思いを語った。

「昨シーズンは勝点(64)としては、目標に到達できました。それを上回るチームが出たということ。今季も若い選手、新しい外国籍選手が加わり、上手くフィットさせることが大事になると思います」

「昨年はJリーグで初めてプレーする外国籍選手が多く、フィットするまで時間がかかった部分もありました。そこで今季はJリーグで活躍した選手の中から補強をしました。だから昨季よりも(フィットするまで)時間が短く済むのではないかと思っています」

 ACLプレーオフがあり、さらにこの試合に勝てば2月中旬から怒涛の連戦が続く(敗れてもルヴァンカップはあるが)。そのため長谷川監督は、準備期間が限られるなか、アダイウトン(←ジュビロ磐田)、レアンドロ(←鹿島アントラーズ)、ジョアン・オマリ(←ヴィッセル神戸)と、Jリーグでプレーする外国籍選手の補強を優先したことを明かした。

「彼らの力がプラスアルファになってこないと昨シーズンよりも高いチーム力を目指すこともできません。システムに関しても、4-4-2、4-2-3-1、4-3-3としっかり使い分けができるようにしたいですし、今いるメンバーであればそれがハマるはずですので、チャレンジしていきたいと思っています」

 複数のシステムの使い分け――。2020年のFC東京は、そこにチャレンジしていくという。

「そういったことが上手く回り出せば、昨シーズン逃したタイトルを掴むことは十分できると思っています。(歯車が)回り出すまでにどれぐらい時間が掛かるかが読めませんけれど、ポジティブなチャレンジを続けたいと思います」

・新戦力が早い段階でフィットし、相乗効果を生み出せるか。

・これまで4-4-2にほぼ固定してきたシステムを、柔軟に使い分けながら、全選手が戦力となって臨機応変な戦いを展開できるか。

 3シーズン目を迎える指揮官は「優勝へのポイント」をそのように挙げた。

 2011年度の天皇杯制覇から遠ざかる9年ぶりの主要タイトル獲得なるか。

 まずは、どのようなメンバー、どのような布陣で臨むのか。「TOKYO」が世界から注目を集める2020年の一歩目、28日のセレス・ネグロス戦が注目される。

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[文:サカノワ編集グループ]

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