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浦和がガーナ代表メンサーに正式オファーか「カイセリスポルのスター」の一方「規律違反」も

トルコメディアを賑わせるメンサーの浦和移籍の噂。『ファナティック』(写真)は「公式オファーを出した」と伝えている。

ガラタサライ、フランクフルトなど4チームも獲得を検討。クラブは「態度を明らかにしていない」と伝える。

 トルコメディアの『ファナティック』は2月5日、このほど噂に上がったJ1リーグの浦和レッズがトルコ1部リーグ(スーペル・リーガ)カイセリスポルに所属するガーナ代表MFベルナルド・メンサーの獲得を目指しているというニュースに関する続報を伝えた。同メディアは、浦和がクラブのベルナ・ゲツバシュ会長に「正式オファーを出していたことが分かった」と報じている。

 メンサーは今シーズン、チームの中心選手として、トルコ1部リーグ14試合・1得点・4アシストを記録。同メディアは「カイセリスポルのスター」を、浦和が狙っていると伝える。なおクラブ会長であるゲツバシュ氏は、トルコの女性実業者としても知られる。

 メンサーは1994年10月17日生まれ、ガーナ出身、25歳。身長180センチのアタッカーだ。母国のヴィトーリア・ギマランイスを経て、アトレチコ・マドリーに所属し、ヘタフェCF、そしてカイセリスポルにレンタルされたあと、2019年、カイセリスポルへの完全移籍に切り替えられた。ガーナ代表として4試合に出場している。

 この冬の移籍市場では、トルコの強豪ガラタサライSK、ドイツ・ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルト、スペイン1部のグラナダCF、さらにはメキシコリーグのクラブ・アメリカの4チームが獲得に乗り出していたという。しかし、契約には至らなかった。

 カイセリスポルは現在リーグ最下位(18位)に沈んでいて、1部残留するためにも主力であるメンサーを残したいという。

 一方、1月17日付けの同メディアの『アクサムSpor』の記事では、メンサーがウインターブレイク中のキャンプ先での「規律違反の行動」を犯したとしてペナルティを課されたとも伝える。メンサーは18日のアンタヤスポル戦(●1-5)を欠場している。その行動の詳細については報じられていないが、クラブとの間で「問題」はその後、解決したともいう。すると次節25日のMIKEアンカラギュジュ戦(△1-1)で先発復帰を果たし、今季初ゴールを決めている。

 メンサーのポジションごとの今季リーグ戦出場数は、アタッキングミッドフィルダー(トップ下)8試合(3アシスト)、センターハーフ4試合(1得点)、センターフォワード1試合、右ウイング1試合(1アシスト)。

 記事は「カイセリスポルがどうするのか、態度を明らかにしていない」と締めている。

 次第に具体的になってきているようで、掴みどころもなく、情報の信ぴょう性はまだ分からない。例えば最近であれば、ルーカス・ポドルスキのヴィッセル神戸からアンタルヤスポルへの移籍の噂がトルコ発で一斉に報じられると数日後、実際に実現している。一方、吉田麻也のトルコ行きについては噂の段階ですぐ立ち消えている。

 Jリーグが絡んだ今回のトルコからの移籍情報、果たして本当なのか? 行方を見守りたい。

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[文:サカノワ編集グループ]