【浦和】ミスから失点…GK西川周作が“なぜ起きたのか”を語る。FC東京戦の不敗神話が途絶える

森重から室屋へのサイドチェンジ。「自分がもう少し中の状況を把握していれば」

[J1 ５節] FC東京 ２–０ 浦和／2020年７月18日19:00／味の素スタジアム

　J1リーグ浦和レッズのGK西川周作は０-２で敗れたFC東京戦を終えたあとメディア取材に応じ、この試合を振り返った。浦和のキャプテンでもある守護神は「こうした負けを反省し、次につなげたい」と、今季初黒星を受け止めた。浦和はリーグ３勝１分１敗。味の素スタジアムでFC東京には2004年から敗れていなかったが、その不敗神話も16年で途絶えた。

　前半から押し込まれる時間が続き、跳ね返しながら勝機を探った。西川も守備を統率しつつ、攻撃の起点になろうと試みた。

「ディエゴ・オリヴェイラ選手のところで起点を作られることが多く、もう少し前半から球際のところへ行けたら良かったと、みんなが思っていましたし、そこの話は監督からもありました。１失点をしてからは、自分たちもチャンスがありながら決めきれなかったのは次への課題。こうした負け試合を反省し、次につなげていきたい。すぐ試合があるので切り替えて、同じ方向を向いていきたいと思います」

　前半終了間際の失点。FC東京の大きな揺さぶりに対し、最後はクロスボールを西川が弾き切れず、詰めていたディエゴ・オリヴェイラに体で押し込まれた。

　あのシーン、一体何が起きたのか？　西川は次のように説明した。

「森重選手からいいサイドチェンジがあり、そのボールが室屋選手の足もとに入る前、自分がもう少し中の状況を把握していれば、室屋選手のクロスに対するポジショニングも、変化できたのかなと思います。僕が少し（そのクロスボールを）触ってしまった分、橋岡選手がクリアできなくなりディエゴ・オリヴェイラ選手の胸に押し込まれてしまいました。しっかり分析をして、次への糧にしたいと思います。この失点を次に生かしたいと思います」

　２失点目も最終ラインとボランチのパス交換から青木拓矢が処理を誤ったところ、ボールをかっさらわれてアダイウトンに決められた。大槻毅監督も「失点がもったいなかった」と語った。

　一方、指揮官も認めていたが、攻撃の迫力をなかなか生み出せなかったのも事実だ。中３日で22日には柏レイソルとホームで対戦する。連戦となるだけに選手の入れ替えはありそうだが、浦和はどのように建て直してくるのか。埼スタからの逆襲なるか――。

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[文：サカノワ編集グループ]