治療もバルサ式、安部裕葵がフィンランドで手術へ。東京五輪間に合うか?
バルセロナBの安部裕葵。(C)FC_BARCELONA/(C)FCB
途中出場から約10分、ドリブル突破から倒れる。スタッフに両肩を担がれて交代に。
スペイン1部リーグのFCバルセロナは2月5日、バルサBチームの日本代表MF安部裕葵が2月2日のセグンダB(実質3部)23節のAEプラート戦で負ったケガについて、右足大腿二頭筋の腱断裂と診断されたと発表した。フィンランドに渡って11日に手術を受ける予定だ。
安部は68分から途中出場したものの11分後の79分、相手を抜こうとドリブル突破を仕掛けた際に大腿裏を押さえて転倒。治療にあたったスタッフに両肩を担がれて、ピッチをあとにしている。
クラブによると、精密検査を行なった結果、上記の腱断裂が判明した。安部は11日にクラブのメディカルスタッフとともにフィンランドに向かい、12日にラッセ・レンパイネン医師による手術を受ける。2017年にはウスマン・デンベレにも執刀している名医だ。また、セリエAのユベントスFC、ACミランなどの選手もフィンランドに渡って治療を受けることもあるという。
全治の見込みなどは、クラブのメディカルスタッフから発表される予定だ。
安部は今季、公式戦20戦に出場。そのうち16試合でスタメン出場し、4ゴールをマークしていた。
AEプラート戦はバルセロナBが2-1で勝利を収めてグループ3の2位に浮上。敗れた首位CEサバデルと勝点3差に接近している。
今後の選手選考とともにチームの成熟度を上げていく東京オリンピック代表チームへの参加は難しくなったか。その選考過程の最終段階の頃には間に合うだろうか。まずは何より手術の成功と回復を願いたい。
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[文:サカノワ編集グループ]