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【スーパー杯】「2列目」山口蛍が1得点!神戸が横浜FMにPK戦の末勝利

山口蛍。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

PK戦、まさかの9人連続失敗。最後は山口が締める!

[ゼロックス・スーパーカップ] 横浜FM 3(2PK3)3 神戸/2020年2月8日13:35/埼玉スタジアム2〇〇2

 シーズン開幕を告げるゼロックス・スーパーカップは、天皇杯覇者のヴィッセル神戸が3-3のあとPK戦でJ1リーグ王者の横浜F・マリノスに競り勝ち、この大会初めてのタイトルを手中に収めた。PK戦では3人目以降、9人連続失敗するというまさかの展開になったが、最後は、この試合でゴールを決めていた日本代表MF山口蛍が”決勝PK”も仕留めた。

 神戸がリードを奪うと、横浜FMが追い付く展開に。両チームともに主導権を握る展開のなか、27分、アンドレス・イニエスタがDF二人を引き出してスルーパスを放ち、新加入のドウグラスが決めて神戸が先制する。

 しかし36分、ゴール前の競り合いからのボールを、マルコス・ジュニオールが押し込み同点とする。

 そのあと40分に古橋亨梧、54分に扇原貴宏がそれぞれ決めて2-2に。すると選手交代をするなかで撃ち合いの様相を呈す。

 迎えた69分、イニエスタの右サイドからのクロスがディフレクションを起こし、こぼれたボールを、この日2列目で起用された山口が突き刺して、再び神戸がリードを広げる。

 それでも後半から遠藤渓太を投入した横浜FMは鋭い仕掛けを連発。73分、その遠藤の崩しからエリキが決めて、三度同点に追いつく。

 神戸は山口をアンカーにして、イニエスタが2列目へ。そして横浜FMもケガから復活したエジガル・ジュニオ、古巣に復帰した水沼宏太と投入する。最後までプッシュし合う展開のなか、3-3でPK戦に決着は委ねられ、神戸が1本差でタイトルを手にした。

 両チームの選手は次の通り。

▼横浜F・マリノス 
▽先発
GK
1 朴 一圭

DF
27 松原 健
13 チアゴ・マルチンス
44 畠中槙之輔
(HT →15 伊藤槙人)
5 ティーラトン
MF
6 扇原貴宏
8 喜田拓也 
(74分→33 和田拓也 )
9 マルコス・ジュニオール
(88分→18 水沼宏太 )
FW
23 仲川輝人
45 オナイウ阿道
(HT→11 遠藤渓太 )
17 エリキ
(74分→30 エジガル・ジュニオ)
▽控え
GK
21 梶川裕嗣
MF
7 大津祐樹

▽監督
アンジェ・ポステコグルー

▼ヴィッセル神戸
▽先発
GK
18 飯倉大樹
DF
4 トーマス・フェルマーレン
22 西 大伍
24 酒井高徳
25 大﨑玲央
33 ダンクレー
MF
5 山口 蛍
6 セルジ・サンペール
(85分→35 安井拓也) 
8 アンドレス・イニエスタ
FW
16 古橋亨梧
(85分→13 小川慶治朗) 
49 ドウグラス
(64分→21 田中順也)

▽控え
GK
1 前川黛也
DF
3 渡部博文
MF
44 藤谷 壮 
FW
9 藤本憲明

▽監督
トルステン・フィンク

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[文:サカノワ編集グループ]

Topics: Yokohama F・Marinos 3(2pk3)3 Vissel KOBE.

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