【名古屋-鹿島】豪州代表GKランゲラック「オールグッド」一発退場の松村優太をかばう
名古屋のランゲラック。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
謝罪する松村にSNSで「気にしなくていいよ!」。
[ルヴァン杯 GS1節] 名古屋1-0鹿島/2020年2月16日/パロマ瑞穂スタジアム
全国高校サッカー選手権で優勝を果たした静岡学園高校から鹿島アントラーズに今季加入した18歳の新人・松村優太がルヴァンカップ・グループステージ1節の名古屋グランパス戦で、81分から途中出場して公式戦デビューを果たした。しかし90分、ドリブルでゴール前へ持ち込んだあとボールがこぼれたところへ突進。オーストラリア代表GKランゲラックと激突し、一発退場処分を食らった。
雨でスリッピーなピッチ上で、松村は最後にコントロールが効かず、ランゲラックへ足裏を見せる形になった。一時は両チームの選手が入り乱れる事態にもなったが、レッドカードは妥当な判定だったと言えただろう。
すると試合後、その危険なプレーがSNSなどで話題になる。
そこで松村は自身のツイッター(アカウントは@matsuyuta_413)で、次のように謝罪した。
デビュー戦でした。危険なプレーでした。ランゲラック選手をはじめ、名古屋グランパスの皆様、ファン・サポーターの皆様には申し訳なく思っております。このことをしっかりと次への反省にしていきたいと思います。雨の中たくさんのご声援ありがとうございました。
するとランゲラックがこの松村の謝罪にすぐ応える。
すべて問題なし! 気にしないで仲間よ!
Everything is fine! Please don’t worry mate!
— Mitch Langerak (@MitchLangerak25) February 16, 2020
彼は試合後に僕を見つけて謝ってくれて、ツイッターにまで書いてくれました! 気にしないでいいよと、彼には伝えました。彼はボールに向かっていたことを知っているし、オールグッド(全然問題ない)さ
https://twitter.com/MitchLangerak25/status/1229024639961055236
そのように名古屋の守護神は、記者にも報告をしている。
ボルシア・ドルトムント、UDレバンテなど世界でも戦ってきたランゲラックが見せた紳士な対応。松村にとっても、きっと「目標」の存在になった。
関連記事:【鹿島】CB関川郁万の充実と猛烈な突き上げ「新たなサッカーとの出会い」
[文:サカノワ編集グループ]