南野拓実は3戦連続出番なし。リバプールはプレミアタイ記録18連勝「この勝点3は非常に特別」とクロップ監督
南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
アンフィールドで一時はリードを許すものの「再逆転」で勝利を収める。
[プレミアリーグ 27節] リバプール3 -2 ウェストハム/2020年2月24日/アンフィールド
イングランド・プレミアリーグ27節、首位のリバプールFCはホームのアンフィールドで18位のウェストハム・ユナイテッドFCと対戦し、一時はリードを許したものの3-2の逆転勝利を収めた。これでプレミアリーグ記録タイとなるリーグ18連勝。日本代表FW南野拓実はリーグ2試合ぶりにベンチ入りしたものの、2月1日のサウサンプトンFC戦(〇4-0)以来となる公式戦3試合ぶりの出場はならなかった。
リバプールはプレミアリーグ26勝1分(64得点・17失点)の勝点79。2位のマンチェスター・シティとの勝点差を「22」に広げた。
試合はリバプールが開始9分に右サイドからのクロスをジョージ二オ・ワイナルドゥ厶がヘッドで合わせて先制。しかし直後の12分に左コーナーキックからイサ・ディオプにニアサイドで合わされ、同点に追いつかれる。後半に突入した54分には、右サイドのクロスからパブロ・フォルナルスに決められ逆転を許す。
しかし68分、モハメド・サラーのシュートをウェストハムのGKウカシュ・ファビアンスキがファンブルして同点に追いつく。さらに81分、サディオ・マネがゴール前で、クロスを冷静に押し込み再逆転に成功した。その後は押し込まれたもののリードを守り切り、リバプールが3-2で勝利を収めた。
リバプールのユルゲン・クロップ監督は試合後のインタビューで次のように語った。
「素晴らしい形で先制点を取りましたが、その後はセカンドボールの回収にとても苦労しました。ウェストハムはゴールキックからの競り合いに勝ち、セカンドボールを回収していて、それが彼らの自信にもつながったでしょう。私たちは前半、冷静さを欠いていました。
リードを奪われた時には何が起きたのかをしっかり見て、落ち着いて自分たちのすべきことをやることに集中しました。そういう難しい状況のなかで今日の勝点3というのは非常に特別なものでした」
苦労して得た勝点3だからこそ、価値あるものだと評価していた。
出番がなかった南野だが、3月はUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)やFAカップがあるため、出場機会が巡ってくる可能性は増す。限られたチャンスにはなるが、しっかりその機会を生かしたいところだ。
リバプールは次節、29日(1日2:30)にアウェーで19位のワトフォードFCと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]