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名古屋からAZに完全移籍の菅原由勢。U21で新オプションCBとしてテスト!

AZへの移籍が決まった菅原由勢。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

2部リーグの「ヤングチーム」でフル出場、しかし4失点。

 名古屋グランパスからオランダ1部リーグのAZアルクマールに期限付き移籍していた菅原由勢がこのほど、期間終了の7月1日からAZへ完全移籍することが決定した。

 菅原は2000年6月28日生まれ、19歳。179センチ・67キロ。 これまでのキャリアは、ASラランジャ豊川 ― 名古屋グランパスU15 ― 名古屋グランパスU-18 ― 名古屋グランパス ― AZアルクマール。

 この発表直後の2月24日に行われたエールステ・ディビジ(実質2部)、AZヨング(ヤングチーム、U21)対アイントホーフェン戦では、菅原はセンターバックとして先発フル出場を果たした。

 トップチームでは右サイドバックを主戦場として務める。地元メディアによると、トップチームでCBが負傷などにより駒が足りずにいたため、今回、菅原がテストされたのだという。この試合では4失点を喫してしまったが、今後オプションとして構想に組み込まれていくかもしれない。

 菅原はトップチームでは、これまで15試合・2得点・1アシスト、ヨーロッパリーグ7試合・1得点、エールステ・ディビジ6試合・0得点。

 また、菅原は次のように名古屋のファンにコメントしている。

「このたび、名古屋グランパスからAZアルクマールに完全移籍をすることになりました。 僕は名古屋グランパスのアカデミーで育ちました。

 グランパスでプロになりたくてグランパスの選手として試合出場し勝ちたくて、なによりグランパスが大好きでした。

 支えてきてくれたチームスタッフの方々やチームメイト、事業部や裏方の方々などグランパス関係者の方々には大変お世話になり、ここまで来ることができました。

 まずはグランパス関係者の方々に感謝を伝えたいと思います。

 これからはアカデミー出身の選手として現在アカデミーに在籍している選手やこれからグランパスアカデミーに入る選手たちの手本になり、アカデミー出身選手としての責務をこれからも果たし続けなければいけませんし、それが僕の大きな目標でもありモチベーションです。

 そして世界一のファミリーの皆様。

 期限付き移籍期間中に現地まで足を運んでくださった方もいたり、SNSでのメッセージなどがたくさん届き全て自分の目で見て本当に応援されているんだなと改めて感じることができました。

 そしてデビューから難しい時間を過ごしたのは事実であり厳しかった時期の中でも変わらぬ応援のお陰でここまで来れたのは間違いありません。

 また、はっきりとした結果も多くの勝利も共有できず、何もできず、何もしていない選手としての完全移籍となり申し訳なく思います。

 そして、アカデミー時から支えてくださっているサポーターの皆さん。僕は皆さんのために戦うこと、グランパスを背負うこと、責任感を持ってピッチに立つこと、勝つことの喜びや難しさを1から教えていただき、多くの時間を共有してきました。

 またトップ昇格への気持ちをさらに強くしていただき、このクラブへの愛情も教えていただきました。これからも未来ある選手達の応援をしてあげてください。 最後に、これからは名古屋で育った選手として応援していただけると嬉しく思います。

 僕はこの名古屋グランパスを心から愛していますし、応援しています。

 それではまた名古屋で会いましょう。

 いや、オランダに来ていただいても構いません。

 むしろ大歓迎です。

 See you again my lovers and Good luck to win the Champion!」

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[文:サカノワ編集グループ]

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