久保レアル復帰の命運担う!?ヴィニシウスに待つスペイン国籍取得への一般常識試験
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
フランシスコ・デ・ゴヤの職業は?。「60点」突破で合格。
スペインメディア『アス』は3月3日、レアル・マドリードに所属するブラジル人アタッカーのヴィニシウス・ジュニオールが今年中にスペイン国籍を取得するため準備を進めていると報じた。スペインリーグではEU枠外で出場可能な選手が1チーム3人までと定められている。それも関係して、今シーズン、久保建英はRCDマジョルカへのレンタル移籍を決断した。現在ヴィニシウス、ロドリゴ、そしてエデル・ミリトンとブラジル国籍の3人がEU枠外の選手としてプレー中である。
ヴィニシウスがスペイン国籍を取得して「1枠」が空けば、久保のレアル・マドリードへの本格復帰への道筋も開かれる。また、スペインの媒体によっては、そういった状況も踏まえ、このままジネディーヌ・ジダン監督が続投し、久保がコンスタントに活躍できれば、「久保レアル・マドリード復帰」が規定路線として話が進んでいると伝えるところもある。
一方、この夏に18歳の誕生日と同時にCRフラメンゴから獲得した攻撃的MFヘイニエル(ヘイニエル・ジェズス・カルヴァーリョ)も、EU枠外でのプレー機会を目指している一人だ。久保とライバルになる可能性もある。
また、『アス』の記事によると、2018年からレアル・マドリードでプレーするヴィニシウスは2年間マドリッドで滞在すると、スペイン国籍を取得できる権利を得られる。そして正式申請は2020年後半から2021年前半になりそうだという。
そこで一般常識のテストがあり、45分間で25問に回答し、60点以上で”合格”になるそうた。例えば「フランシスコ・デ・ゴヤはスペインの画家、音楽家、作家のどれでしょうか?」といった問題が出される。
ということは……それがヴィニシウスはもちろんのこと、久保のサッカー人生をも左右する試験になるかもしれない!?
19歳のヴィニシウスはこれまで、リーグ戦18試合・2得点・1アシスト、欧州チャンピオンズリーグ(CL)5試合・1得点・1アシストを記録。先日のFCバルセロナとのクラシコでゴールを決め、2-0の勝利に大きく貢献した。
一方、マジョルカの18歳、久保はこれまでスペインリーグ1年目ながら、リーグ戦23試合・2得点・3アシストを記録している。
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[文:サカノワ編集グループ]