南野がリバプール移籍直前、香川、吉田と相談した内容が明らかに「クロップは世界中でベストなコーチの一人」
南野拓実の活躍ぶりを中島翔哉はどのように受け止めたか?写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
吉田には「プレミアリーグに行くかも…」とだけ伝える。
イングランド・プレミアリーグのリバプールFCのFW南野拓実がこのほど、クラブ公式のオフィシャルプログラムに登場した。そこでリバプール移籍直前、当時サウサンプトンFCに所属していた吉田麻也(現・サンプドリアFC)、そしてレアル・サラゴサに所属する元マンチェスター・ユナイテッドの香川真司に相談をしていたことを明かした。
南野は吉田に「プレミアリーグに移籍するかもしれない」と伝え、次のように話したという。
「吉田選手がサウサンプトンに所属していた時に少し話をしました。しかしそこで彼にリバプールのことについて尋ねることはしませんでした。自分は単に『プレミアリーグに移籍するかもしれない』とだけ話しました。リバプールの名前は出しませんでした」
また南野は、香川からはドイツ・ブンデスリーガのドルトムントで一緒にプレーしているクロップについて話を聞いたそうだ。
「ドルトムント時代にクロップ監督とプレーしたことがある香川選手とも話をしました。クロップ監督は香川選手のことについて僕に話をしてくれました。香川選手もクロップ監督のことを僕に話してくれたので、この二人はとても良い関係性を築いているのだなと理解しました」
南野はさらに続ける。
「香川選手はクロップ監督のことを世界の中でベストなコーチの一人だと話してくれました。自分がリバプールに来て、彼と働いていると、自分も世界の中でベストなコーチの一人だと気付かされました。香川選手はクロップ監督について、ピッチ上では常に情熱的なコーチで、選手のことを理解してくれる人だと言ってくれました」
南野はある意味、クロップ監督のイメージは加入前と変わらなかったとも明かす。
「ロッカールームにいる時もクロップ監督は常に選手のやる気を上げてくれます。自分はそれに対し、たとえ練習でも、試合の時でも、感じることがあります。まさに香川選手が言ってくれた通り。だから移籍する前と後で、クロップ監督に対する印象はほとんど変わりませんでした」
香川のアドバイスが南野にも役立ったという。
南野はこれまで公式戦7試合に出場している。新型コロナウイルスの影響でリーグは中断されたが、このあとリバプールが早々にリーグ優勝を決めた場合、その後は来シーズンも見据え、南野の出番が増えることも考えられる。リーグ戦残り9試合、南野はどれだけチャンスを掴むことができるだろうか。そして何より「結果=ゴール」を決めたいところだ。
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[文:サカノワ編集グループ]