ズウォレ２部降格、日本代表DF中山雄太は「移籍確実」、フリートランスファーか

「より高いレベル」でのプレーを希望？

[オランダ１部 34節] ズウォレ 1-2 PSV／2022年５月15日14：30（日本時間21:30）／アイセルデルタ･スタディオン

　オランダ１部（エール・ディビジ）最終34節、PECズウォレは1-2でPSVアイントホーフェンに敗れ、最下位18位で来季２部に降格することが決まった。17位のヴィレムⅡが同じく降格、16位のヘラクレス・アルメロが入れ替え戦に回る。ズウォレの日本代表DF中山雄太はリベロでフル出場、PSVの堂安律はメンバー外だった。

　中山は今季リーグ29試合・１得点・２アシストを記録。11月の日本代表活動のあとは、出場停止以外の全試合にフル出場した。開幕時はボランチ、序盤戦は左サイドバック、そしてシーズン終盤はセンターバック（リベロ）でプレーした。

　移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、中山とズウォレの契約は2022年６月までとなっている。25歳の日本代表DFはこのままフリートランスファーとなって新天地を探すことになりそうだ。

　また、オランダメディア『エルフ・フットボール』は５月15日、降格２チームから退団すると見られる選手をピックアップ。そのなかで中山について、次のように言及している。

「日本代表のナカヤマ・ユウタはいずれにせよズウォレを去ることになるだろう。2019年からズウォレの青と白のストライプをまとい戦ってきたディフェンダーは契約の延長をしない。ズウォレでは経験も豊富で、最も安定したパフォーマンスを見せた一人だった。この日本人選手はより高いレベルでプレーしたいと思っているはずだ」

　オランダでは非EU圏の外国籍選手の最低年俸が約5000万円と設定されている。そのため、いずれにせよ将来を見据えても中山を留めるのは難しいということだ。

　中山は1997年２月16日生まれ、茨城県出身、25歳。181センチ・76キロ。柏レイソルU-18 ― 柏 ― ズウォレ。日本代表として国際Ａマッチ13試合出場。

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