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ベティスが久保建英の獲得に動く。ビジャレアルの判断は?

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

レンタルフィー半額の1億5500万円でレアル・マドリードに復帰、新天地を探す!?

[スペイン1部 11節]レアル・ソシエダ – ビジャレアル/2020年11月29日(日本時間30日5:00)/エスタディオ・アノエタ

 レアル・マドリードからビジャレアルCFにレンタル移籍中の久保建英が、出場機会を求めて1月の移籍を検討しているとビジャレアル地元メディアで報じられた。そのニュースが、『アス』などスペインの主要メディアでも取り沙汰されて、にわかに注目を集めている。

 そうしたなか、レアル・マドリード贔屓で知られるスペインメディア『デフェンサ・セントラル』はこのほど、レアル・ベティスが久保建英を獲得することに関心を持っていると伝えた。

 記事では、もしもビジャレアルでのプレーが年内で終了した場合、レンタルバックさせるレアル・マドリードは半年分の125万ユーロ(1億5500万円)しか請求しないという内容。当初の250万ユーロ(3億1000万円)よりも半分で了承するとしている。

 そして1月の冬の移籍市場に向けて、「すでに久保の周りではいくつかのクラブが動きを見せていることが確認されている。そのなかの一つがレアル・ベティスで、この日本人選手を補強することに関心を寄せている」と報じた。

 同メディアの記事では、久保とレアル・マドリードは1月の再レンタルによる移籍を検討しているが、最終的な決定権はビジャレアルが持っているという。つまり久保は、ビジャレアルでシーズン終了までローンを続けるか、あるいは1月に再レンタルするか――選択を迫られているとされる。

 もちろん周囲が騒いでいるだけで、そもそも、久保にそのような考えが毛頭ないことも考えられる。

 ビジャレアルでは、スペインリーグで10試合に出場しているものの、先発はわずか1試合。一方、ヨーロッパリーグ(EL)では全4試合に先発出場している。間違いなく貴重な戦力ではあるが、RCDマジョルカ時代のような地位を確立できずにいる。

 ビジャレアルは今週末、暫定首位のレアル・ソシエダと対戦する。ミッドウィークのELマッカビ・テルアビブ戦でもやや低調だった久保だが、果たしてこの大一番、チャンスは訪れるのだろうか。

注目記事:ビジャレアルのエメリ監督「後半バランスが崩れた」。久保建英ら“グループ”でテスト、マッカビ・テルアビブにドロー

[文:サカノワ編集グループ]

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