フランクフルト全体練習中止。外食控えるため全ての食事をテイクアウトで提供
フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
新型コロナウイルス感染でブンデスリーガ中断。ボビッチ代表は「例外的な状況では例外的な対策が必要」。
アイントラハト・フランクフルトは3月12日のヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦第1戦(ファーストレグ)、スイスのFCバーゼルにホームで0-3の大敗を喫した。新型コロナウイルスの感染に伴い無観客で実施され、歯車が噛み合わなかった。日本代表MF鎌田大地、元日本代表MF長谷部誠はいずれも先発したが、長谷部は74分、鎌田は78分に交代している。しかし翌週に予定されていた第2戦はUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)の決定により延期されている。
ドイツ・ブンデスリーガ(DFB)は翌13日、さらなる患者数の増加と感染拡大により、3月末まで2節分の全試合の延期を決定した。当初は無観客試合を予定していたが、同日開催のカードから対象とした。
フランクフルトは当面の全体練習の中止を決定。クラブは公式サイトで、今後のスケジュールなどについて発表している。チームは3月23日に全体練習を再開する予定で、それまで個々にトレーニングメニューを課し、コーチングスタッフと情報交換するという。選手たちはコメルツバンクアレーナのトレーニング施設を使用できて、プロフェッショナルとしてのルーティン確保に努める。
そして食事に関してはレストランなどでの外食を避けるため、チームは朝食、昼食、夕食、いずれもテイクアウトできるように準備するそうだ。選手や家族の旅行も禁止される。
フランクフルトのフレディ・ボビッチ代表は「例外的な状況であり、例外的な対応策が必要です。母国に帰るなど外部との接触を今はなるべく避けるべきです。今後の推移を見守り、決定を下していくことになります」と語っている。
フランクフルトはリーグ8勝4分12敗(38得点・41失点)で12位。リーグ戦では鎌田は19試合(1258分)出場3アシスト、長谷部は16試合(1410分)出場。鎌田は16強に進出しているヨーロッパリーグで6得点・2アシスト、ベスト4に進んでいるDFBカップで2ゴールを決めている。
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[文:サカノワ編集グループ]