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リバプール南野の活用法、地元メディアが4-2-3-1の右MFを提言

2試合連続ゴール!パナマ戦で先制点を決めた南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

『最強3トップ+南野』であれば、「美しく、流動的に」と思い描く。

 イギリスメディアの『リバプールエコー』はこのほど、イングランド・プレミアリーグのリバプールFCでの南野拓実の起用法に関する考察記事を掲載し、「リバプールをより危険なチームにするにはミナミノが大きな鍵を握っている」と主張した。

 今年1月1日にオーストリア1部リーグのRBザルツブルクからリバプールに正式加入した25歳の日本代表アタッカーは、これまで公式戦7試合に出場しているものの、ゴールとアシストを記録できずにいる。しかし『リバプールエコー』は、「マージサイドに上陸してから完全に着火しているわけではないが、バーゲン価格で獲得できたことを証明している」と、南野のパフォーマンスを比較的ポジティブに捉える。

 つまり南野は725万ポンド(10億2000万円)と、他選手と比べても割安の移籍金で獲得に成功し、高額だったアリソン・ベッカーやヴィルジル・ファン・ダイクと異なり「費用対効果が高く、4つのポジションをこなせる多様性のあるフォワード」と評価している。

 また『アンフィールドポッドキャスト』のデヴィッド・ヒューズ氏は現状のリバプールの布陣4-3-3のフォーメーションを変えるのは難しいとする一方、「南野を(中盤の)右サイドに置いた4-2-3-1のフォーメーションなら上手くいくかもしれない」と期待を寄せる。

「リバプールの4-3-3のフォーメーションはここまで大きな成功を収めており、多くの相手がこれを封じる明確な対策を持てていません。だからこの布陣を変えようとする話は皆が乗り気ではありません。

 ただそれでも4-2-3-1ならば、上手くいくかもしれません。サラーをトップに置き、中盤の左サイドにマネ、トップ下にフィルミーノ、右サイドに南野を置く形です。この前線4枚は美しく流動的に連動し、ディフェンスにとって防ぐことは、また難しいでしょう」

 そのように南野の活用法について分析をしていた。ブロックを作られた際、変化をつける意味でもオプションになり得ると期待を寄せる。

 南野のプレーを一日も早く見たいところだが……。新型コロナウイルスの感染拡大に伴いプレミアリーグは中断中だが、リバプールは残り9試合で2勝すればリーグ優勝が決まる状況となっている。再開の目処は5月以降に再び延期されている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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