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日本代表MF柴崎岳がスペインの現状を伝え「他人事と思わず意識を変えて」

柴崎岳。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

安全と認められるまでリーグ再開の目処は立たず。

 スペイン2部リーグのデポルティボ・ラ・コルーニャに所属する日本代表MF柴崎岳が3月28日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、自身のSNSのツイッター(@GakuShibasaki_)を更新した。スペインではサンチェス首相の非常事態宣言の発令後に感染爆発が続き、外出制限をさらに強化。4月9日まで継続されることが発表されている。

 柴崎は「側から見たら僕が大変な状況にいるように見えるかもしれませんが、それ以上に大変な人達がいるという事を僕や皆さんは理解して、自分に出来る事に最善を尽くさないといけません」とメッセージを添えて、ビデオで次のように呼び掛けた。

「今、新型コロナウイルスによる影響で、亡くなられた方々、そして感染者の数が世界中で増えています。僕が住んでいるスペインでも連日、数千人単位で感染者の数が増えています」

 日本でも感染拡大が徐々に進んでいるというニュースを目にしました。

 他国で起きていることを他人事と思わずに、自分は安全だと思わず、自分や自分の周りにいる家族、友人にかかるリスクを少しでも減らすためにも、皆さんの意識を変えてほしいと思います。

 皆さんが1日も早く普段の日常を取り戻すためにもリスクを減らす、安全を確保し、最大限周りに配慮することが大事だと思います。皆さんの意識を変え、感染拡大防止に向けてよりよい方向に向かっていきましょう」

 そのように状況がたちまち一変することと、各自の意識もそれに伴い変化させることの重要性を説いている。

 新型コロナウイルスによる死者数はイタリアで1万人、スペインで5000人を超えた。柴崎もこうした状況の急速な変化に驚くとともに、他人事ではなくなってきていると伝える。

 スペインリーグは3月23日の段階で、健康に害がないとスペイン政府が判断し、そのうえで可能と認められるまでプロサッカーリーグを再開しないと、スペインサッカー連盟(RFEF)と合意している。

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[文:サカノワ編集グループ]

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