日本代表の強化トップ、反町康治技術委員長が正式就任。川口能活氏は新設のアスリート委員長に
反町康治氏(松本山雅FCの監督時代)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
再任の田嶋会長も順調に回復している姿を見せる。
日本サッカー協会(JFA)は3月29日、70人の評議員の出席の下、WEB会議システムを導入した定時評議員会を開催した。評議員会では、理事28人と監事3人が選任され、2019年度の事業報告と決算も報告された。JFAの公式サイトでレポートが掲載されている。
同レポートによると、各種委員会の委員長が決定。新任として、技術委員長の反町康治理事(前・松本山雅FC監督)、審判委員長の黛俊行理事、施設委員長の徳田康理事、リスペクト・フェアプレー委員長の山岸佐知子理事、コンプライアンス委員長の須原専務理事が就任した。
また、アスリート委員会が新設されることが決まり、元日本代表で、JFAナショナルトレセンコーチ(GK担当)の川口能活氏(前・SC相模原)が同委員長に就任した。
理事会には、急きょ田嶋会長もウェブで出席し、順調に回復している姿を見せ、理事会後に次のようにコメントを発表した。
「新型コロナウイルスの感染拡大によって発生するであろう様々な問題、財政的な問題に対して、JFAとしても覚悟を持って向き合っていく。世界各国が平和で安全な環境を取り戻すために、日本サッカー界も全力で取り組み、新型コロナウイルスの収束に貢献していきたい」
新たな理事会メンバーについては、①継続性、②スポーツの本質と価値を理解していること、③スポーツ庁ガバナンスコードへの対応、また、それに伴う④女性理事の登用、⑤外部理事の登用、⑥新人の登用、の6つの考え方に基づいて選考。また、今後の重点事項として11からなるミッションを掲げ、それぞれ担当理事を配置して取り組んでいくことが決まった。
評議員会のあと、新役員による理事会が同じくWEB会議システムを使って開催され、田嶋幸三現会長の再任が正式に承認された。
さらに村井満(Jリーグチェアマン)副会長と岩上和道副会長、須原清貴専務理事、原博実常務理事(Jリーグ副理事長)、植田昌利常務理事の再任も決まった。
また、新副会長に林義規理事が就き、47都道府県サッカー協会(47FA)選出の池田洋二副会長が常務理事に就任した。名誉役員では、大仁邦彌名誉会長(日本サッカーミュージアム館長)が最高顧問に、小倉純二最高顧問は、川淵三郎キャプテンと同じく相談役となった。
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[文:サカノワ編集グループ]