州と激論の末に大迫のブレーメン練習再開、4人ずつ小グループで

ブレーメンの大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

16ある州ごとに制約がバラバラ。当面は接触プレーが認められず。

 日本代表FW大迫勇也が所属するブンデスリーガ1部のヴェルダー・ブレーメンは4月7日、ホームスタジアムと練習施設が併設するヴェーザーでの活動を再開した。新型コロナウイルスの感染拡大と予防のため、ブンデスリーガは4月末までの活動中止が決定、5月中旬から無観客試合(ドイツでは「ゴーストゲーム」と呼ぶ)での再開を目指している。

 練習再開に向けて、ひと悶着あった。新型コロナウイルス対策について、ドイツでは自治権を持つ16の州ごとに制約や規制を設けている。今回、ブレーメンがブレーメン州上院と協議するなか、まだ集団での活動を認めるには時期尚早だとして、当面、選手たちは4人1グループで時間を分けて、しかも接触プレーを回避することを条件にトレーニング実施が認められたのだ。

 ブレーメンの情報を伝える『ダイヒ・シュトゥーベ』によると、選手たちは屋内、屋外にて、それぞれ完全非公開で練習に取り組んだ。しかし、州やクラブが心配しているのは、その練習の様子を見ようとするファンが訪れてしまうこと。やはり、ちらほら通りすがりの”ふり”をする人がいたという。「集団」ができてしまうこと、そこで感染が起きるような事態が起きれば、すべての取り組みが水の泡になってしまうだけに、クラブもピリピリムード。そのため警察もパトロールに訪れていたという。

 しかし一方、ドルトムント、ケルン、デュッセルドルフなどで構成されるノルトライン=ヴェストファーレン州は、チームでの練習を許可しているという。ブレーメン州は先週末の段階では、一時練習再開さえも”拒否”した。ただ、そういった他の州の状況も踏まえ、再開に漕ぎつけたそうだ。それだけにチームは保健省に対し、ドイツ連邦レベルで何かしらスポーツをする条件に関する規定を設けてほしいとも要望している。ひとまず今週末にはチームでの練習ができるように、州上院に働きかけていくそうだ。

 日本(Jリーグ)と共通する悩みや問題もあり、また一方、異なる点で試行錯誤を重ねていることが分かる。ブンデスリーガが目標とする5月にリーグ再開を迎えられれることができるのか(まだいくつかのハードルが待っているが……)。その取り組みは、Jリーグにとっても大いに参考になりそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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