ダビド・シルバの神戸移籍は後退か。バレンシア、ミラン、MLSが候補に
マンチェスター・シティのダビド・シルバ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
マンチェスターの地元メディア「プレミアリーグ以外なのは確か」。
今季限りでイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティとの契約満了を迎える元スペイン代表MFダビド・シルバの2020-2021シーズンの去就が注目を集めている。昨年一時はJリーグのヴィッセル神戸行きが本命視されているとヨーロッパで報じられたものの、最近は「Vissel KOBE」と具体名が挙がる機会が減っている。そんななか、故郷であるスペイン復帰の可能性が高まっていると伝えられる。
『マンチェースター・イブニング・ニュース』は5月6日、ダビド・シルバの新天地に関する情報を、これまでの報道を整理する形で伝えている。
まず、34歳のゲームメイカーは、「プレミアリーグのライバルチームには行かない」ことが確定しているという。そうしたなか「現段階で最も示唆している」というのが故郷であるスペイン復帰だ。バレンシアCF、レアル・ベティスが獲得を検討していると伝える。
また、ダビド・シルバは出生地であるラス・パルマスでプレーしたい願望を持っている。ただし、現在は2部リーグで低迷しているため(15位)、このタイミングでの復帰はありえないということだ。
一方、イタリア・セリエAのACミランも獲得に名乗りを上げようとしている。ズラタン・イブラヒモビッチとの契約満了を迎えるため、経験豊富でありチームのリーダーとなれるような人材として、ダビド・シルバに白羽の矢を立てない考えだ。
そして以前から有力候補の一つと言われてきたのが、デビッド・ベッカムがオーナーを務めるメジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミだ。一部では「合意」に達していると言われる。
一方、今回の記事で「神戸」の名前は出ていない。そして「シルバは極東に移籍し、Jリーグでプレーする可能性もあるようだ」と最後に触れている。
やはり、新型コロナウイルスの感染が、彼の「決断」に影響を与える一因になった可能性はある。これまではマンチェスター・シティと公式戦で対戦する可能性のあるチームへの移籍はないと見られていたが、母国スペインに戻るという選択肢が、現実味を増してきているのか。
ダビド・シルバの血筋のルーツは日本にあることから、Jリーグでのプレーを検討。また、スペイン代表のチームメイトであった神戸のアンドレス・イニエスタと再びプレーすることを楽しみにしていると言われてきた。
ダビド・シルバは1986年1月8日生まれの34歳、スペイン(アルギネグイン)出身。170センチ・67キロ。今季プレミア・リーグでは19試合に出場して3得点・7アシストを記録。UEFA欧州チャンピオンズリーグでは2試合に出場。スペイン代表通算125試合・37得点。
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[文:サカノワ編集グループ]