【名古屋】山﨑凌吾が待ち望むその日「早く豊田スタジアムのピッチに立ちたい」
トヨタスポーツセンターで自主練習する名古屋の山﨑凌吾。ⒸN.G.E.
今季湘南から加入、「考えてプレーするのは好き」。大型ストライカーが名古屋を前線から牽引する!
今季湘南ベルマーレから名古屋グランパスに加入したFW山崎凌吾がこのほど、自主トレーニング後のオンラインによるメディア取材に応じて、新型コロナウイルスの影響によってJリーグが中断するなかでの現在の心境と再開後に向けた抱負を語った。
トヨタスポーツセンターでの自主練は、ポジションごとに時間別に組まれている。現在はしっかり間隔を空けることを意識しながら、ランニングやキックなどの練習に時間を費やしているという。もちろん接触プレーはできない。
「最初はちょっとフィーリングが異なり全然ボールが足につかない感じでもありました。ただボールを蹴られる喜びや、グラウンドでサッカーができる楽しさをすごく感じています。自分自身としても、コンディションが上がってきたなかで(リーグが)中断になってしまい、とはいえ焦る必要もないので、まずケガをしないこと。しっかりコンディションを上げていきたいです」
そのように今はコンディションを再び高めること、感覚を取り戻すこと、フィジカル強度を高めていくことに時間をかけていくという。
ルヴァンカップの鹿島アントラーズ戦(〇1-0)で24分間、リーグ戦のベガルタ仙台戦(△1-1)で16分間と、いずれも途中出場からチャンスを得て好感触を掴んでいた。再開後は自分の色を出して貢献したいと抱負を語る。
「移籍してきた立場ですが、今はどの選手も一緒の状況です。まず、今できることをしっかりやりたい。(リーグ再開後は)いいプレーをしたい。まだ豊田スタジアムに立っていないので、早くプレーしたいです。中断前は長い時間、試合に出ることもできましたし、周りとの関係は高まっていただけに、そのなかで、自分の色を出して、力にならないといけないとは感じています」
これまでプレーしてきたサガン鳥栖、徳島ヴォルティス、湘南では187センチのサイズとスピードを生かして最前線でゴールを狙うのはもちろん、ハードワークでも貢献し、チームに勝利をもたらしてきた。山﨑は「考えてプレーすることは好き。自分がもっといいパフォーマンスができるように考えています。再開した時には、いいパフォーマンスを見せたいです」と、静かにここから少しずつ闘志を高めていく。
関連記事:本田圭佑がW杯と東京五輪への想いを語る「そこは誤解している」
[取材・文:塚越始]