遠藤航シュトゥットガルト完全移籍が正式決定!違約金は? 湘南、浦和、STVV…4チーム目
遠藤航。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
レンタルから移行、シント=トロイデンが発表。
ベルギー1部のシント=トロイデンVV(STVV)は4月28日、ドイツ・ブンデスリーガ2部のVfBシュトゥットガルトに期限付き移籍中の日本代表MF遠藤航が、同チームに完全移籍に切り替えて正式に加入することが決まったと発表した。ドイツ専門誌『キッカー』は、シュトゥットガルトが買取オプションを行使し、170万ユーロ(約2億円)をSTVVに支払うとレポートしている。
遠藤は1993年2月9日生まれ、27歳。神奈川県出身。178センチ・75キロ。これまでのキャリアは、湘南ベルマーレU-18 ― 湘南ベルマーレ(2010年から2015年)― 浦和レッズ(2016年から2018年) ― シント=トロイデンVV(2018年から2019年) ― シュトゥットガルト(ローン)。今季はブンデスリーガ2部で、リーグ13試合に出場している。
シュトゥットガルトのスカウトを務めるスヴェン・ミシリンタット氏は4月6日の時点で、『キッカー』に次のようにコメントしている。
「私たちは戦略的にあらゆる未来に備えて取り組んでいます。(新型コロナウイルスの感染拡大に伴い)通常とは異なり、さまざまな想定をしなければいけません。このままシーズンは終わってしまうのか? 試合が行われた場合、観客を迎え入れられるのか、無観客試合で行われるのか? 昇格できるのか、来季も2部なのか? その財政的なフレームワークの範囲内で、どのようにすれば範囲内に収まるのか判断しながら行動しなければいけません」
シュトゥットガルトは現在自動昇格圏の2位につけている。しかし、リーグ戦は新型コロナウイルスによって中断中。4月一杯の中断が決定していて、5月中の無観客試合での再開を目指している。
ブンデスリーガは1、2部のうち、このまま試合が行われない場合、13クラブが資金ショートに陥る恐れがあると言われてきた。一方、ドイツの熱狂的なサポーターグループからは無観客試合での開催に反対する声も強まっている。
[文:サカノワ編集グループ]
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