「そこは誤解している」本田圭佑、W杯と東京五輪への想いを語る
本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
長友佑都とのチャリティ対談の一部をYoutubeで公開。
長友佑都と本田圭佑による新型コロナウイルスにより困っているひとり親を支援するためのチャリティ対談の一部が、このほどYoutubeの長友佑都の公式チャンネルでアップされた。そこで本田は東京五輪と日本代表への想いについて語った。
本田の基本的なスタンスは変わっていない。そのうえで、来月34歳になる本田は次のように自身が別の形で、W杯優勝を狙っていくという考えを示した。
オーバーエイジでの出場を目指していた東京オリンピックは1年延期に。現在新型コロナウイルスが猛威を振るうブラジルにいる本田は、「来年できるか分からんやろ」と開催できるかどうか疑問を投げかけた。
また、長友はその先、2022年にカタール・ワールドカップ(W杯)が予定されていることを挙げ、「4大会連続出場とゴールを目指そうとは思わないの?」と問いかけた。
すると本田は次のように答えた。
「そこは誤解している。正直、W杯に4大会出て、ゴールを取るのは難しいけれどもできなくはないと思っている。でも俺が代表を辞めたのは、W杯に選手として出て優勝することを辞めたということ。そこに関しては全部出し切ったと思っている」
あくまでも日本代表として世界一になることが目標だと強調した。
「W杯に出て優勝できると思っていないと。俺にとっての日本代表は、W杯優勝とイコール。W杯で優勝できる自信がなければ、俺はW杯に出ても意味がない。そこで得点を取ることが目的ではないから」
そして本田節を炸裂させる。
「全然分かっていないヤツらはいろいろ言うけれど、俺はカタールに出ようと思えば出られる実力はあるし、そこで得点できることもあるかもしれない。ただ、俺はそこを目指していたんじゃなくて、ホンマにトップを目指してきたから」
「W杯後にサッカーを辞めようかと思ったが、2年後に東京オリンピックがあり、正直欲が沸いた。オリンピックで最後の悪あがきをしたいというのが、俺の中にはあった」
今後は別の形で、W杯制覇を目指していくというのだ。
「W杯優勝は諦めていない。違うアプローチで日本がW杯優勝することはあきらめていない。佑都たちが2022年の優勝を本気で目指すのだったら、俺はサポートする。関わり方が変わっていった」
そのようにレフティは、日本が世界一になるためにできることを考えていくということだ。
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[文:サカノワ編集グループ]