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日本サッカー協会、登録料免除やスクール事業者などへの融資を正式決定

(C)SAKANOWA

サッカーファミリーの相互支援へ。相談窓口も設置。

 公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は5月14 日に行った理事会の承認を経て、「新型コロナウイルス対策 JFAサッカーファミリー支援事業」を正式に立ち上げた。

 JFAは、「新型コロナウイルスの影響が広範囲に及ぶなか、サッカーを楽しみ、その活動を支える環境は存続の危機にあります。一度手放せば復旧に多くの時間を要するこの環境は日本サッカー界の重要な財産のひとつであり、普及・育成・強化の観点からも重要であると考えています」と、今回の事業を立ち上げた趣旨を説明。そのうえで、JFAによる直接的な財政支援のほか、経済的に困窮する選手を対象とした登録料の免除、サッカーファミリー間の相互支援のための支援金口座開設、相談窓口(電話・ウェブ)の設置など多岐にわたる支援策を打ち出した。

 また、新型コロナウイルスの影響はJリーグやなでしこリーグ、Fリーグなどのリーグ、連盟、クラブ、さらには地域・都道府県サッカー協会にも及んでおり、 これらに対する支援策は6月以降の理事会で協議する予定だ。

▼支援内容・概要 
1)第1次サッカーファミリー財政支援事業(融資型)
今回はクラブチームならびにスクール事業者を対象とした融資事業で申請は6月末まで。今後、数か月単位でフェーズを分けて実施予定。

融資金額
30 万円~500 万円
※条件により異なります

2)登録料免除
新型コロナウイルスの影響で経済的に困窮している選手を対象とし、2020年度の JFA 選手登録料を免除します。

3)相談窓口の設置(5 月 7 日に開設済)
JFA公式Webサイト内専用フォームあるいは電話窓口(050-2018-1999)を通じてサッカーファミリーが抱える課題を正確に把握し、今後の施策につなげていきます。

4)新型コロナウイルス対策
JFA サッカーファミリー支援金口座(14日に開設)
使途: 新型コロナウイルスに関連した JFA サッカーファミリー支援事業やリーグ、連盟、地域・都道府県サッカー協会への支援などに活用される予定で、配分方法は JFA理事会にて決定する。

支援金口座: みずほ銀行(0001) 渋谷支店(210)
普通預金 口座番号 3079244

公益財団法人日本サッカー協会
新型コロナウイルス感染症対策支援金口
※このほか、協会納付金の免除や医療機関の支援などを実施してまいります。
※詳細は JFA 公式 Web サイト内特設ページ(https://www.jfa.jp/ffsupport/)をご参照ください。

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[文:サカノワ編集グループ]

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