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【JFA】5人交代ルール承認!HT含め最大4回、適用は主催者判断

VARのオペレーションルーム(2018年5月の日本代表戦で公開された際のもの)。(C)SAKANOWA

2021年まで継続する大会は、IFABが今後検討へ。VARの「中止」も再開時に選択可能

 日本サッカー協会(JFA)は5月14日の理事会で、世界の統一されたルールを定める国際サッカー評議会(IFAB)の通達に従い、新型コロナウイルスの影響による選手への負担を減らすため、今年開催される公式戦1試合での交代枠を3人から「5人」に増やすことを各大会で認めることを承認した。適用するかどうかは大会主催者が決定する。Jリーグでも採用される予定で、今後クラブの意向を聞いたのちに正式決定する。

 これは「2019/20および2020/21競技規則-第3条への暫定的改正」として定められる。

 新型コロナウイルスにより各国のサッカーの大会が中断、または開幕できない状況を余儀なくされるなか、競技会の開幕および再開後、限られた期間で試合に臨むことになり、選手の安全と適切な環境を確保するため、2020年内に終了予定の競技会での交代の最大数について暫定的に改正したもの。

 ただし、競技会の主催者の判断によって、適用するかどうかは決まる。

 IFABと国際サッカー連盟(FIFA)は、2021年まで続く大会について、このルールを延長して適用するかどうか今後決定する。

 JFAが日本語で発表した、暫定的改正ルールの正式の概要は次の通り。誤謬や解釈が異なる場合は原文の内容が優先される。

●各チームは最大5人の交代要員を用いることができる。
●試合が途切れる回数を減らすため、試合中の交代は各チーム最大3回とする。加えて、ハーフタイム時にも交代することができる。
●両チームが同時に交代した場合は、各チームそれぞれ3回のうちの1回の交代回数を使ったとして数える。
●試合中に使わなかった交代、また、残りの交代回数は延長戦に繰り越す。
●競技会規定で、延長戦にさらに1人の交代要員の追加を認めているのであれば、各チームはもう1回の交代を行うことができる。加えて、交代は延長戦の始まる前、また延長戦のハーフタイムにおいても可能である。

(注)再交代の使用は(現在、最大3人の交代が認められている)上位の競技会において用いることはない。

 また、IFABはこの機会に、大会主催者が「7条」に規定する飲水タイムやクーリングブレークなど、競技規則にある選手や試合参加者の快適な環境確保や安全に関する対応策について目を向けてほしいと呼びかけている。

 さらに、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)が導入されている大会については、開幕・再開時の段階で、主催者の判断において使用を中止することも認められた。ただし、VARを採用する場合は、VARの手順をすべて適用しなければならない(簡素化などは認められない)。

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[文:サカノワ編集グループ]

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