【名古屋】元ブラジル代表FWジョーを「契約解除」と発表、FIFA紛争解決室に委ねる
名古屋でのジョー。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
コリンチャンスがクラブ公式サイトで加入を発表していたが…。
J1リーグの名古屋グランパス(株式会社名古屋グランパスエイト)は6月21日、正当な理由によりジョー(Joao Alves de Assis Silva)との契約を解除したと発表した。 また、クラブは「この件につきましては現在FIFA Dispute Resolution Chamber(FIFA紛争解決室)に委ねています」と発表した。一方、ブラジル・セリエAのSCコリンチャンス・パウリスタは現地6月17日にクラブ公式サイトで、ジョーを獲得したと発表していた。
ジョーは1987年3月20日、ブラジル・サンパウロ州出身、33歳。192センチ・92キロ。左利き。コリンチャンスの下部組織からトップチームに昇格し、その後、ロシアリーグのCSKAモスクワ、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティやエバートンFCなどでプレーし、2018年にコリンチャンスから名古屋に完全移籍で加入。リーグ32試合・24得点を記録して、Jリーグ得点王に輝いた。 昨季はリーグ32試合・6得点。
コリンチャンスの公式サイトによると、ジョーの契約2023年12月まで。ジョーは「このシャツ(ユニフォーム)を再び着ることができて、とても嬉しく思います。私は大きな愛とリスペクトを抱いています。たくさんの熱狂的な皆さんのいるホームに戻ってきました!」とコメントしていた。
コリンチャンスでは2017年にカンピオナート・パウリスタ、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAのタイトルをもたらし、ジョー自身もカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAのMVPと得点王を獲得。他にも2002年にコパ・ド・ブラジル制覇なども果たしていて、まさにクラブのレジェンドとなっていた。
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[文:サカノワ編集グループ]