浦和が練習再開!無観客試合を知る西川周作が説く心構え「練習試合のような雰囲気。想定内にして臨みたい」

日本創作社から提供のマスクを着用して練習に臨んだ浦和のGK西川周作。(C)URAWA REDS

日常とは異なる埼玉スタジアムの雰囲気に“飲まれない”ことの大切さを強調。

 J1リーグの浦和レッズが5月27日に練習を再開した。そのトレーニングのあと、GK西川周作がビデオシ会議ステムを活用した取材に応じて、メディアの質問に答えた。

 当面はグループに分かれての練習を実施。徐々に段階を踏んで、政府などの見解を見ながら、コンタクトプレーも可能な全体トレーニングを目指していく。

 何より4月5日以来、久々にチームメイトと大原サッカー場での再開を果たした。西川はその率直な思いを次のように語った。

「やっとこの日が来たかと思いました。みんなの顔をZoom(ビデオ会議システム)でしか見ることができずにいたので、新鮮であり、ちょっと緊張したと言いますか(笑)。なんだか感動しました、久しぶりすぎて。こんなに会わなかった時間はなく、みんなの顔を見れて、ただ、いろんなことを話したいけれど、距離はしっかり保つことを気を付けていました」

 練習中はマスクをつけてプレーする選手も。株式会社日本創作からはトレーニング中の飛沫拡散防止用に提供された『呼吸筋トレーニングマスク「TRAININGMASK2.0」』が提供された。西川もメニューによっては着用し、「最初は息苦しく感じましたが、ジョギングなどは、むしろ心配能力が鍛えられます」と語っていた。

 とはいえ、新型コロナウイルスが収束したわけではない。常に警戒はしている。西川は「むしろ、ここからより気を付けなければいけない時期。(緊急事態宣言が)解除されたからと言っても、僕らは外食せず、自宅で食事を取ることを継続していきます。まだまだ感染しない、させないように、医療従事者の皆様をはじめ迷惑を掛けず心掛けていきたいです」と、むしろ一段と気を引き締めていた。

 また、5月29日にも再開の具体的な日程が発表されるJリーグだが、まず無観客での再開が濃厚である。2014年の清水エスパルス戦で無観客試合を経験している西川は、次のように心構えを説く。

「(無観客試合を)経験しているからこそ、いつもと異なる状況になることは(当時在籍していなかった選手に)伝えていきます。お客さんがいないと、公式戦というよりも練習試合という雰囲気になってしまいます。そこで自分たちが感じたこと、気を付けたことは、しっかりイメージして『想定内』にしておきたい。そうしなければ思ってもみないようなプレーにつながってしまいます」

 そのように、浦和の新キャプテンは、ある意味、歓声のない埼スタの日常とは異なる雰囲気に“飲まれない”ことの大切さを強調していた。

 そして7月には、一部スタンドが観客に開放されそうだとも伝えられる。前向きな材料が少しずつ揃ってきただけに、西川は「何より明るい話題を提供していきたいです。良い方向に向かってきていると思いますので、ファン、サポーターの皆さんを楽しませられるプレーを、見せていきたいです」と、シーズンリスタートに向けた抱負を力強く語っていた。

距離を保ってのグループ練習に。(C)URAWA REDS
浦和の柏木陽介。(C)URAWA REDS
浦和の阿部勇樹。(C)URAWA REDS

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[取材・文:塚越始]

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