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【名古屋】「何を食べれば背が高くなれますか?」長谷川アーリア&丸山祐市がU-12の少年たちの質問に答える

名古屋の長谷川アーリアジャスール(左)、丸山祐市(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

小学生時代の「食」について興味深い話。基本はたくさん食べて、寝て、楽しく活動的に。

 J1リーグ名古屋グランパスのMF長谷川アーリアジャスールとDF丸山祐市が5月30日、名古屋U-12の選手たちとのオンラインでのミーティングに臨み、小学生年代の選手たちからの様々な質問に答えた。

 まず、二人は小学生(U-12)時代、どのような選手だったか? 長谷川はとにかく夢中で楽しく時間さえあればたくさんボールを蹴っていた記憶しかなかったと言う。「インステップ、サイド、腿、ヘッド、いろんなところを使うリフティングをしていて、小学4年生の時にはリフティングを800回ぐらいできていました。6年生の時には2000回以上していました。遊びながら楽しくサッカーをしていました」と振り返った。

 また、丸山は「たくさん走らされた思い出がありますが、純粋にサッカーが楽しかった。勉強もちょっとしていましたが、休み時間も授業後も放課後もサッカー三昧の毎日を送っていました。リフティングの回数を付けるのが毎日の日課でした。今、足元の技術をしっかり身に付けておくと、大きくなっても落ちないと思います。それはしっかりやっておいて良かったと思います」と、基礎を身に付けることの大切さを強調していた。

 そして質問コーナーでは、小学生から「何を食べれば、背が高くなれますか?」という質問が出て、丸山は次のように答えた。

「僕は中学生の時まで150センチしかなくて、高校で一気に20センチぐらい大きくなりました。どこで身長が伸びるかは正直、様々な要因があり分からないところもあります。僕の場合は小学生の時、ご両親が作っくれたものをたくさん食べて、寝て、動いてと繰り返していると、高校の時には大きくなりました。本当に影響があったかは分かりませんが、中学から高校になる時、練習後にすぐおにぎりを食べたり、あとは飲むヨーグルトや牛乳をたくさん飲んでいました」

 また長谷川も当時を振り返る。

「俺はクルミやアーモンド、カシューナッツなどナッツ系をけっこう食べていました。ただアレルギーもあったりするので、気を付けてほしいです。あと練習後はなるべく早めに炭水化物であり、カルシウムなども摂っていました」

 そして現在の試合に備えた食事についても、興味深い話をしていた。

 名古屋の管理栄養士のサポートのもと、試合2日前にはおかずを多めに、前日はエネルギーになる炭水化物を多めに摂るようにしているという。また、試合時間に合わせて、前日夜などにも宿舎で軽食やデザートを摂取。そして試合日は3時間半に食事をしているそうだ。

 他にも具体的な練習方法、プレーの選択肢の増やし方など、素朴かつ鋭い質問が飛び、長谷川、丸山ともに自分自身の小学生時代を振り返りながら真剣に語っていた。

 名古屋U-12キャプテンの小島叶南太くんは、「今日は丸山選手、アーリア選手と色々な話ができてとても楽しかったです。 アーリア選手の『チームのために最後まであきらめずに点を取りに行く』、 丸山選手の『苦しい時期を乗り越えた先の絵を一緒に見に行こう!』という言葉が印象に残っています。今日の話を心にとめて、最後まであきらめず、チーム全員で勝利をつかむために頑張っていきたいと思います」と、この貴重な機会を喜んでいた。

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[取材・文:塚越始]

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