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「〇〇だよ!」ベンゲルが若き日のエムバペを”あのレジェンド”に例える「非の打ち所がなかった」

パリSGのエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「頭がおかしいんじゃないかとさえ言われたけれど…」

 キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)はやはり別格だった――。

 名古屋グランパス、アーセナル、ASモナコなどを率いた名将のアーセン・ベンゲル氏がこのほど、『テレフット』の取材で、モナコに加入した時のエムバペの衝撃について語った。そのコメントが世界中で話題を集めている。

 エムバペは2013年からモナコのユースでプレーし、2015年にはモナコB、さらにトップチームデビューを果たす。すると2016年2月20日トロワAC戦にて、17歳26日とティエリ・アンリを抜くクラブ最年少ゴール記録を作った。

 ベンゲル氏はエムバペを初めて見た時のことを次のように語る。

「エムバペがモナコでプレーをし始めた時、私はこう言ったんだ、『ペレだよ!』って。当時頭がおかしいのではないかとさえ言われたけれど、それが私の印象だった。今のところ、彼のキャリアは非の打ち所がない。信じられないほどクリアに全てをこなしていますね」

 そのようにサッカー界のレジェンドの名前を挙げて、なぞらえたそうだ。すなわち、サッカー界の唯一無二の存在になるはずだと予感していたようだ。24歳となったエムバペはパリ・サンジェルマンにて、フランスでは間違いなくナンバーワンの存在となっている。

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 現在ベンゲル氏は国際サッカー連盟(FIFA)のグローバル サッカー開発責任者を担当する。ダイナミックなサッカーの様々な変革の可能性について検討し、そこから派生する現在のサッカー界が抱える課題について考えるパートを担っている。

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